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大分県の石橋群を是非見て欲しいですね!

石橋の魅力 再確認の年に         (2016/01/01    大分合同新聞)

 「石橋の町」として知られる宇佐市院内町。多くの石橋が今も残り、地域住民らの手で大切に守り継がれてきた中で2016年は大きな節目に当たる。優美な橋脚から「石橋の貴婦人」と呼ばれている町のシンボル「鳥居橋」(県指定有形文化財)は築100年を迎え、5月には「日本の石橋を守る会」の総会が二十数年ぶりに町内で開かれる。住民らは「石橋の魅力を再確認する年にしたい」と話している。

 院内町は深い谷に集落が点在し、橋は生活する上で不可欠なもの。ただし、川の流れが急で木の橋では流されてしまう―などの理由から多くの石橋が架けられた。江戸時代末期から昭和初期にかけて造られた石橋を中心に76基が現存。そのうちアーチ橋は65基あり、旧町村単位で日本一の数を誇るとされている。恵良川に架かる鳥居橋は長さ約55・15メートル、幅4・35メートル、高さ14・05メートル。5連アーチの石橋で、名工松田新之助によって造られ1916年7月に完成した。
 同町では、石橋を大切に守り、伝えていこうとする活動が盛んだ。2013年には国交省の委託を受けて町内全ての石橋を調査。周囲の景観に配慮した補修や修復技術の確立を目指し、石橋の点検・修理マニュアルを完成させた。
 14年には永続的に石橋を保全活用する体制を整えるため、学識経験者や住民でつくる「院内石橋群景観保全協議会」を設立。マニュアルを基にした点検や石橋のある景観をいかしたまちづくりを進めている。
 長年にわたって石橋の調査研究を続けてきた向野茂さん(80)は「石橋は地域の宝。大切に残されてきたからこそ今の石橋がある。次の世代につなげていきたい」という。石橋について学ぶ研修を開いたり、観光客に案内をしている「院内ふるさとガイド教室」の中野信司代表(59)は「この機会に院内の石橋を全国に発信し、多くの人に見てもらいたい」と話している。

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大分県には江戸明治大正期に作られた石橋が多く残っているんですょね! 古い石橋を見る度に重機も無い時代によくもまぁ人力で造りあげたモノだと感心してしまいますね…TVの旅番組でチラッと出てくる欧州の古い石橋を見ても造形美は負けず劣らずって感じがしますもの。


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