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日豪で潜水艦共同生産という考え [軍事]

日豪:潜水艦を共同生産…船体、分業で 防衛省が提案       (2015/01/05      毎日新聞)

防衛省が、新型潜水艦の導入を目指すオーストラリアに、潜水艦の船体の共同生産を提案していることが分かった。日本側は、潜水艦に使用する特殊な鋼材や音波を吸収する素材技術を両国で共同開発し、船体の主な組み上げを請け負う方式での生産体制を想定している。豪側も前向きな姿勢を示しており、合意すれば初の他国との潜水艦生産となる。2015年中にも正式に合意する可能性が高まっている。[コピーライト] 毎日新聞

 豪側は現有の潜水艦6隻の老朽化が進んでおり、30年ごろから新型潜水艦12隻を導入する予定で、協力する相手国を15年中に決める方針。海上自衛隊の最新鋭潜水艦「そうりゅう」型について、広範囲の哨戒が可能な航続距離▽航行の静音性??を評価しており、協力を求めている。新潜水艦には米国の戦闘システムを搭載して運用する方針で、日米豪3カ国がアジア太平洋地域での海洋権益の拡大を進める中国に対抗する狙いもある。

 ただ、日豪の共同生産には、豪州の潜水艦を建造してきた豪国内関連企業から反発の声が上がっている。このため、日本側は船体の主なパーツの生産と組み上げを担い、豪側が一部の部品の生産に加え、最終的な建造と整備を行う方式を検討している。

 日豪間ではこれまで、日本の技術を生かして潜水艦を含めた船舶の流体力学分野に関する共同研究を始め、船舶の水の抵抗やスクリューから発生する音を低減させる研究を進めている。日本側は豪側への全面的な技術提供には慎重だが、豪側との共同研究の成果を生かしながら、船体の素材などの共同開発を行うことは、日本国内企業の生産力強化につながると判断した。

 政府は防衛装備移転三原則を昨年4月に閣議決定し、一定の条件を満たした場合の武器輸出を解禁したが、輸出可能な装備品は「救難、輸送、警戒、監視、掃海」などに限定されており、日本の潜水艦輸出は事実上、不可能になっている。ただ、「国際共同開発・生産」の場合は、日本の安全保障に資する場合に限り認められている。政府は14年に防衛相が5回の会談を重ねた豪州を安全保障の協力関係を深めた「準同盟国」と位置付けた。【飼手勇介】

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お互いの机の中、見せ合うのも良いのではないでしょうかねぇ。

豪の造船所で組み立てれば、防衛装備移転三原則に触れるか触れないか庶民には線引きは解らない話なんでしょうね。日本国の防衛装備品がどうしても欲しい国があるということが解りました。

技術者の交流もあって良さそうです。


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国産惑星探査機の動向にワクワクします 

金星探査機「あかつき」軌道投入、12月再挑戦???????????? (2015/01/05       読売新聞)

日本の金星探査機「あかつき」が今年12月上旬、金星を周回する軌道への投入に再挑戦することになった。

2010年12月にエンジンの故障で投入に失敗し、宇宙航空研究開発機構(JAXA(ジャクサ))は機体がきちんと動くかどうか確かめながら、時機をうかがっていた。残る燃料は少なく、チャンスは1回限り。成功すれば、日本の探査機として初めて、地球以外の惑星の周回軌道に乗ることになる。

JAXA宇宙科学研究所によると、あかつきは現在、金星から1億3400万キロ・メートルほど離れており、1日約40万キロ・メートルずつ距離を縮めている。

金星を探査する「あかつき」のイメージ図(イラスト・池下章裕氏)[コピーライト] 読売新聞 金星を探査する「あかつき」のイメージ図(イラスト・池下章裕氏)

前回はメインエンジンを逆噴射して減速し、金星を回る軌道に入ろうとしたが、逆噴射が途中で停止し、金星を通り過ぎた。エンジンが異常な高温で破損した疑いがあるという。

JAXAはその後、太陽を周回させながら少しずつコースを修正し、金星に再接近する機会を探ってきた。

当初は16年末の再挑戦を検討したが、機体が太陽の高熱などで劣化している恐れがあり、今年11月の投入を目指した。その後の詳しい計算の結果、12月上旬が最適と分かったという。

計画によると、メインエンジンが故障しているため、12個ある姿勢制御用の小さなエンジンのうち4個を転用して減速し、金星の上空数百~40万キロ・メートルを回る楕円(だえん)軌道に乗せる。

JAXAの金星探査機「あかつき」情報ページ http://www.jaxa.jp/projects/sat/planet_c/index_j.html

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国産惑星探査機の動向をニュース記事で読むたびになんだかワクワクしますねぇ…地球の遙か彼方を旅している探査機「あかつき」が金星の周回軌道に乗せるために日々軌道修正している話を読めば遠隔操作ってどこまで届くのだろうか!と。金星と探査機の姿はイメージ図でしか解りませんが、今年の12月うまく金星の楕円軌道に乗れれば何かしらの観察データー送ってきてくれるんでしょうね。 楽しみですね! 探査機に搭載された「赤外線なんとか」が謎多き金星の気象調査をするようですね。 二酸化炭素の大気…硫酸の雲なんて想像できませんょねwww


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