SSブログ

小野正嗣さん芥川賞受賞

芥川賞に小野正嗣さん=直木賞は西加奈子さん                 (2015/01/15      時事ドットコム)

第152回芥川・直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が15日夕、東京・築地の新喜楽で開かれ、芥川賞は小野正嗣(おのまさつぐ)さん(44)の「九年前の祈り」(「群像」9月号)に、直木賞は西加奈子さん(37)の「サラバ!」(小学館)に決まった。

                  0150115at66_p.jpg 笑顔で撮影に応じる、芥川賞に決まった小野正嗣さん(右)と直木賞に決まった西加奈子さん=15日夜、東京都千代田区

小野さんは4回目の候補での受賞。作品の舞台は大分県の海辺。離婚し、発達に問題を抱えた息子と実家に戻った主人公は、9年前のカナダ旅行で見た同郷女性の一心に祈る姿を思い起こす。悲しみを癒やすささやかなつながりを描いた。
 選考委員の小川洋子さんは「内海を抱くように伸びた半島の土地が、少年と主人公の女性を丸ごと受け止めている。小野さんがこだわってきた、土地の持つ力を小説として結実させた」と評した。
 西さんは2度目の候補での受賞。父親の赴任先のイランで生まれた主人公の「僕」が、大阪やエジプト、東京を舞台に小説家へと成長する過程を描く長編。個性的な人々との出会いが半自伝的に語られる。
 選考委員の林真理子さんは「人を救うものは宗教でも金でも成功でもなく、それをつかみ取るまでの出会いの中にあることを、前向きにスケール大きく描いている。後半は破綻もあるがそれをしのぐ力強いメッセージに感動した」と語った。
 受賞者には正賞の時計と副賞100万円が贈られる。

--------------------------------

小野正嗣さんは大分県佐伯市蒲江の出身だそうですね! 芥川賞には3度ノミネートされ4度目で受賞されたとか、小説家の創作意欲が次々にわくというのが凡人には解らないのですがねぇw 地元TVニュースでは小野正嗣さんの受賞作品を購入するために書店を何軒もまわっているという人が紹介されていましたね! 大分市内書店・品切れ中か? 

小野正嗣さんは県立佐伯鶴城高校の卒業生だそうで…県南の進学校なんですょね!東京大学の教養学部比較日本文化論専攻に進学・卒業。現在、立教大学文学部文学科文芸・思想専修准教授されているそうで、准教授のかたわら小説家だとは。「九年前の祈り」~東京にいても地元愛があるんですね!蒲江の人達も喜んでいる。 

機会あれば「九年前の祈り」私も読んでみたいです。


nice!(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。