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日本は火山国ですがそのぶん地下資源が眠っているようです [稀少金属]

海の底に目覚めのときが    (2012/05/12     産経新聞)

どうやら海の底が「宝の山」となりそうな気配である。

 石油天然ガス・金属鉱物資源機構が沖縄本島沖の海底に人工の熱水噴出口を作り、周囲にできた鉱物だまりからレアメタル(希少金属)を含む鉱物を回収することに成功した。渥美半島沖では次世代天然ガスとされるメタンハイドレートの事前掘削に着手、鹿児島湾海底では半導体に使われるアンチモンの巨大鉱床が発見された。

 日本の海洋面積は領海と排他的経済水域を合わせて447万平方キロと世界6位を誇るが、日本が申請した海底の開発権を主張できる大陸棚について国連大陸棚限界委員会は4月、4海域約31万平方キロを認定。太平洋海底に国土の約8割もの開発エリアが広がった。

 海底を割ってマグマが噴き出すスポット「熱水鉱床」はマグマに含まれる金属の硫化物が海水で急冷されて固まった成分が積もるため、貴重金属の宝庫とされる。熱水鉱床は火山活動がみられる海底山脈や火山性列島の周辺海域に存在するが、日本近海はこの条件に合う。コストや海洋汚染など課題はあるが、資源大国への可能性を秘めていることは間違いない。

 海底の魅力はそれだけにとどまらない。生命の起源や進化といった研究分野での期待も高まる。

 シーラカンスの生存確認と並んで海洋科学における「20世紀最大の発見」とされるのが、1977年の太平洋ガラパゴス沖深海底での「チューブワーム発見」だ。このチューブワーム、数センチから2メートルほどの細長い管状の生き物だが、動物のように口や胃腸などの消化器官はない。かといって、光合成に必要な太陽光が届かない深海におり、植物でもない…。

         thumbnail.jpg チューブワーム

 その後、チューブワームは体内に硫黄酸化バクテリアを取り込んで共生しており、このバクテリアは海底の熱水噴出口から出る硫化水素から有機物を作っていることが判明する。バクテリアを使って硫黄から栄養を取るというチューブワームの生態は「生命とは光合成する植物と、それを食べる動物」という従来の太陽光中心の生命観を覆したのである。

 地球に生命体が出現して40億年、陸に上がって4億年とされ、海には生命の起源や進化を解明する36億年分の手がかりが残されている。海洋研究開発機構は4月、海底3千メートルまで航行できる新型無人探査機3機を公開した。探査機には資源開発とともに海洋研究でも期待は高まる。海の底に眠る魅力が目覚めつつあるようだ。(地方部次長 大野正利)

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日本国の隠れた資源探せば!出てくる事例でしょうかー。 

国土は狭いわ、周りは海に囲まれ、地震・火山活動に悩まされる(><)これはこれで仕方ないと割り切るしかないが日本近海に次世代に有効な資源が見つかるとは何とも嬉しい話ではないでしょうか。

その資源を回収するのがこれからの課題なんでしょうが日本の技術者ならば解決できるのではないでしょうか?日本人には困難を克服しょうという気質があるから。

    thumbnail.jpg  チューブワーム(和名:羽織虫)画像、どうも気持悪い~硫化水素を好むなんて…。 鹿児島湾の冷水湧出帯にもチューブワームが生息しているようですが画像を見つけることができませんでした(><)

産経新聞さんの記事で、レアアースの新鉱物発見 東大など、松山市の山地 (2012/05/06)というのがありました。 http://sankei.jp.msn.com/science/news/120506/scn12050601380001-n1.htm?view=pc

日本国探せば出てくるレアアースになりそうですwww


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