SSブログ

日本国は普通の国になろうとしているだけです!監督

「日本軍国化」に危機感=米一極支配構造を批判―O・ストーン監督、戦後70年語る            (2015/11/09    時事通信)

米政治の腐敗、矛盾をえぐり出してきた社会派の米映画監督、オリバー・ストーン氏(69)はニューヨークで時事通信の取材に応じ、日本の戦後70年について語った。新たな安保法制を整備した安倍政権に対して「日本を軍国化させようとしている」と危機感を表明。また、オバマ政権を「世界の一極支配を追求する米国の政策は傲慢(ごうまん)だ」と痛烈に批判した。一問一答は次の通り。

 ―戦後70年の世界、アジアをどう見るか。

 中国は巨大な経済力を誇示している。ただ、私は中国を脅威とは思わない。歴史的には(近代以降)日本が中国にとって脅威だった。安倍晋三首相は「中国脅威論」を利用して憲法を改正し、日本を軍事化させようとしている。安倍氏は、力の強迫観念で世界を見ている。

 ―あなたは沖縄の基地問題に関与してきた。

 辺野古(沖縄県名護市)沿岸の美しさに心を打たれた。あなた方は世界で最も美しい場所を破壊しようとしている。なぜ、住民を抑圧している米軍基地を閉鎖しないのか。米国は自分たちの力を維持するために世界に基地を約700(米国防総省の公式発表は587)設置している。日本を侵略したのは、中国ではなく(江戸幕府に開国を迫った)ペリー提督と米通貨のドル、資本主義だ。

 ―米国は日本との同盟強化を歓迎している。

 米国は日本を占領し、旧ソ連との冷戦が激化する文脈の中で(西側陣営の)「駒」に仕立て、1950~60年代から日本の左翼政党を不安定化させてきた。米中央情報局(CIA)は日本の至る所に存在してきた。日本は繁栄したが、歴史問題への対応などで第2次世界大戦の教訓を十分に生かしておらず、現在の世界情勢を正しく理解していない。

 ―ウクライナや中東で戦争が続いている。

 91年のソ連崩壊で、米国は「敵」を失った。このため、われわれは新たな「ヒトラー」をつくり出した。フセイン(元イラク大統領)をヒトラーと呼び、今はプーチン(ロシア大統領)を糾弾している。2001年9月の同時テロを受けて、米国は世界をばかげた巨大な国際(アフガニスタン、イラク)戦争に巻き込んだ。一方、米国内では銃で毎年3万人以上が殺害されている。

―オバマ大統領をどう評価するか。

 フランクリン・ルーズベルト元大統領は就任時、「これからこの国を変える。私は支配勢力、資本家から喜んで憎まれよう」と語った。オバマ氏はウォール・ストリートの銀行家や民主党保守派の側に付いた。国家安全保障局(NSA)による盗聴活動を含め、治安政策をブッシュ(前大統領)から引き継ぎ、事態を悪化させている。最大の失敗は、ウクライナ問題を理由にロシアとの冷戦を再び始めたことだ。

--------------------------------

オリバー・ストーン監督、日本のこと心配するより米国のこと心配した方が良いのではないでしょうか…理想論は無しです。 監督の作品は戦争後の後味の悪さを表現するのが上手いと思いますが、今の時代丸腰では何もできないのです。「話せばわかってもらえる」なんて通用しないのでは。


nice!(0) 

nice! 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。