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オスプレイ搭乗体験記ですね! [軍事]

自衛隊導入控えた「オスプレイ」の“正体”に迫る…ヘリの2倍速、事故率は? 急患輸送で積極導入望む声も        (2014/09/22      産経新聞)

米軍が沖縄・普天間基地に配備し、日本も来年度に自衛隊への導入を決めている新型輸送機MV-22オスプレイ。一部で「事故率が高い」と安全性に懸念を示す声がある一方で、急患輸送に欠かせないと積極的な導入を求める自治体もある。そもそもオスプレイとは、どんな機体なのか-。危険ではないかとのイメージが先行する様は、まるで見たこともないオバケを語るかのようだ。9月に東京で行われた一般公開での実機取材を交えてオスプレイの“正体”に迫ってみたい。

関東地区で初公開…“軍事記者”が徹底解剖

 9月6、7日に米軍横田基地(東京都福生市)で催された「横田基地友好祭」。ここで関東地区では初めてオスプレイ2機が一般に公開された。1機は翼を畳んだ格納状態で、もう1機は翼を広げた状態で展示。7日は内部を自由に見ることができ、操縦席も公開され、朝からの雨にもかかわらず機体の周りには一般入場者が長い列を作った。

 筆者も朝一番で列に並び、待つこと34分で後部から乗り込んだ。

 中に入っての第一印象は「思ったよりずっと狭い」。以前に乗った自衛隊のヘリコプターCH-47チヌークと同じ程度の広さかと思いきや、内側の横幅はCH-47の約2・3メートルに対し、オスプレイは1・8メートルと約2割減。内張りがなく機器や配管がむき出しで、未来的というよりスチームパンク(蒸気機関が発達した世界を描いたSFジャンル)の雰囲気か。

 しかし操縦席は圧巻だった。円形のメーターが並ぶ旧式のヘリコプターなどとは全く異なる「グラス・コックピット」、つまり液晶画面がいくつも並ぶ最新鋭の形式だ。

 公開時は電源オフで画面は真っ黒だったが、実際の飛行時には地図とともに飛行状態を示すナビゲーションディスプレイや赤外線映像画面などが現れる。操作はキーボードを使い、操縦桿(かん)はコンピューターで油圧や操縦翼面を動かすデジタルFBWを採用。見学者らは一様に写真を撮り、機外へ出てからも記念撮影したり、機体のあちこちを触ったりと興味津々の様子だった。

 この後も行列は絶えず、末尾の人からは「この調子なら3時間待ちかも」とため息も。この人気は、オスプレイが軍用機云々を抜きで「どんなものか見てみたい」と、多くの人が好奇心をそそられたからだろう。それも当然ではある。オスプレイの最高速度はヘリのほぼ2倍の約550キロ。飛行機のように速く飛ぶ垂直離陸機は長年、人類の夢だったからだ。

オスプレイ誕生まで

 固定翼機、いわゆる飛行機はライト兄弟が1903年に開発した。第一次大戦では戦闘機が登場、その後大型旅客機や飛行艇、そしてプロペラからジェットへと「速く、高く、遠く」を目指して進化し、ついに宇宙へ飛び出す。

 一方、回転翼機=ヘリコプターの歴史は1907年にフランスで「とりあえず浮いた」という機体が登場したあと、37年にドイツのFw61が安定的な飛行に成功したが、実際に完成したといえるのはエンジンをガスタービンやターボプロップ形式にしてからだ。

 進化過程で飛行機は最高速度が次々と上がったが、ヘリコプターは「頭打ち」となる。速度の差は歴然としており、一般的なヘリコプターの速度は約200~300キロだが、ジェット戦闘機はF-15でマッハ2・5、時速で約3062キロ。第二次大戦時の単発レシプロ戦闘機(Ta152)でも時速765キロ、同ジェット戦闘機(Me262)で時速870キロ…。

垂直に飛べる飛行機

 ヘリコプターのようにその場で垂直に離陸し、飛行機のように速い。そんな乗り物ができないものか-。夢を追う開発は戦後から始まった。

 「飛行機を縦置きすれば」との発想から生まれたXFY-1ポゴなど珍機も生まれたが、ついに60年、「ジェット排気の方向を下にも向けられるようにする」とのアイデアから、垂直離着の実験機「ホーカーシドレーP.1127」(後の「ハリアー」)が誕生。最高速度は約1170キロ、外形も性能も飛行機ながら垂直(短距離)離着陸が可能となった。

 一方でヘリを飛行機のように速くするのは難航したが、米ベル社が77年、オスプレイの元祖ともいえる実験機「XV-15」を完成させ、NASAで実験がスタート。実用化にめどが立ち、89年にV-22オスプレイの1号機が初飛行した。

危険なイメージは「開発中の事故」が原因

 1~6号機はFSD(全規模開発機)という、試作機と量産機の間のような位置づけだったが、4号機が92年7月に火災で墜落し、乗員7人が死亡する事故を起こすなど、開発段階で4件の墜落事故が発生。特に2000年4月には実用評価中に着陸段階で墜落し、搭乗していた海兵隊員19人全員が死亡する大事故を起こした。こうした開発段階での事故が「危険」のレッテルを貼られる原因となった。

 では、その後はどうか。

 防衛省が公開したMV-22オスプレイの事故率(飛行10万時間あたりのクラスA飛行事故の件数)は1・93。ヘリコプターのCH-46で1・11、CH-53Eで4・51。AV-8Bハリアーで6・76。

 数字に開きはあるが、オスプレイの事故率は米軍運用の航空機30種類のなかで平均以下の19位。実はF-15や16などの戦闘機より低く、さらには最も一般的な米軍ヘリUH-1を含む海兵隊の回転翼のなかで最少なのだ。まあ軍用機とはいえオスプレイは輸送機なのだから、「本当に重大事故が多ければ軍が採用を見送るはず」との指摘もある。

 ちなみにクラスA事故とは、「被害総額が200万ドル以上、あるいは事故で死亡や全身不随に至る障害や病気を引き起こした場合」(防衛省)で、オスプレイは「機体価格が高いことから損害額も高くなり、他機種では計上されないような事故まで計上される傾向がある」(同)とされる。

 こうした数字だけで安全性を判断するのは難しいが、むしろ米国では2013年から大統領随行要員の搭乗機となっている、という事実の方が参考になるのではないだろうか。

そして民間機へ

 滑走路が不要で、ヘリより速いオスプレイの特徴はいま、日本でも評価する声があがっている。東京都の小笠原村議会は今年3月26日、自衛隊のオスプレイ導入について、早期の導入と急患搬送への利用を求める決議を4対3の賛成多数で採択した。

 父島、母島などから成る離島の小笠原諸島には滑走路がなく、現在は飛行艇やヘリで患者を本土へ搬送している。村民は約2500人。ヘリでは片道4~5時間だが、オスプレイを使えば片道2~3時間に短縮できるとみている。また航続距離もヘリの5倍強の約3900キロで、悪天候でも余裕のあるフライトが可能となる。

 こうした性能が注目され、海外では「民間型」の開発が進んでいる。イタリアのアグスタウェストランド社とオスプレイを開発した米ベル社が共同開発した「AW609」がそれ。来年あたりには試作2、3号機を製作予定で、速度の面からはドクターヘリの代わりとして期待される。また航続距離の長さは捜索時間の大幅な延伸にもつながることから、防災や海難、山岳救助などにも有用とされている。

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横田基地友好祭で一般人も見学ができたなんてうらやましい話です(><)

防衛省の資料にMV-22オスプレイの事故率について調べた資料が紹介されていました、米国側の資料付きです。

MV-22オスプレイ事故率について http://www.mod.go.jp/j/approach/anpo/osprey/dep_5.pdf

私はミリオタさんのブログを読みあるく方なんでこのデータは何度か目にしました。このような米軍側の資料は新聞等では紹介されないのではないでしょうかwww ただMV-22オスプレイは事故ばかし起こしているから危険だ!の記事ばかりこの資料見ながら情報弱者だなぁ~と感じるんです情報操作wですねこれって。民間のヘリが事故っても大した騒がないもんですからね。


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