SSブログ

山田五十鈴さんって文化勲章もらった大女優だょね [俳優・女優]

女優・山田五十鈴さんが死去…95歳、「必殺シリーズ」でも人気    (2012/07/10     産経新聞ZAKZAK)

70年以上にわたり映画、舞台などで活躍、テレビの「必殺シリーズ」でも人気を呼んだ女優の山田五十鈴(やまだ・いすず)=本名・山田美津(みつ)=さんが9日午後7時55分、多臓器不全のため東京都稲城市の病院で死去した。95歳。大阪市出身。葬儀は近親者のみで行い、後日、お別れの会を開く。喪主は未定。

 水谷八重子(初代)、杉村春子と並ぶ“三大女優”が、山田さんの死去ですべて鬼籍に入ってしまった。

 80歳を過ぎてからも朗読劇などで精力的に活動。身の回りの世話に苦労しないからと、東京・帝国ホテルで生活を送っていたが、2002年4月に脳梗塞の疑いで入院。晩年は稲城市の病院で療養生活を送っていた。

 山田さんは新派の女形、山田九州男(くすお)を父に持ち、幼時から常磐津、清元、舞踊など芸事に親しんだ。1930年に映画デビュー。美貌の娘役として日活を振り出しに、第一映画、新興キネマ、そして東宝入り。溝口健二監督「祇園の姉妹」、黒澤明監督「蜘蛛巣城」「どん底」など数々の名作、ヒット作に出演した。後輩から“ベルさん”の愛称で親しまれ、得意の三味線やお囃子を教える「東宝たぬき会」も立ち上げた。

 舞台では「香華」「たぬき」などで名演を見せた。

 数多くのテレビドラマにも出演。大河ドラマ「赤穂浪士」(64年)では二枚目スターだった長谷川一夫との共演で話題に。「必殺シリーズ」では、表は三味線の師匠、裏では仕事人の元締めとしてニラミを利かす“おりく”が当たり役となり、武器ともなる三味線は実際に山田さんが弾いていた。

 私生活では俳優の月田一郎、プロデューサーの滝村和男氏、そして俳優の加藤嘉と結婚・離婚を繰り返した。

 月田との間にもうけた一人娘で女優の瑳峨三智子は、母譲りの妖艶な演技で人気を得る一方、金銭トラブルや薬物中毒で世間を騒がせ、山田さんとの確執も取り沙汰された。92年にくも膜下出血のため57歳で先立っている。

 2000年に文化勲章。当時、歌舞伎以外の舞台俳優としては森繁久彌に続く2人目の受章で、「思いがけなく、過分のものをいただくことになり、戸惑っております。ひたむきに、ひたすらに、芸に取り組んでまいりました」と、語っていた。

 ■女優・司葉子(77)の話 「偉大な先輩でした。同じ脚本でも、山田さんが演じると作品が一回り大きくなる。多種多様な役柄を演じる幅の広さがあり、もう二度と出ないような大女優だった。黒澤明監督の『用心棒』など映画や数多くの舞台で共演したが、いつも圧倒される思いで一挙手一投足に学んだ。女優のお手本で、共演できて光栄でした。私たちの先生を亡くし、とても残念です」

--------------------------------

山田五十鈴さんお亡くなりになったんですね…歌舞伎役者以外の舞台俳優としては森繁久彌さんにつづく文化勲章をいただいた方なんですね。今後、歌舞伎役者以外の舞台俳優で文化勲章を授けられる人って現れるんでしょうかねぇ?

山田五十鈴さんといえば、必殺!仕事人シリーズではないでしょうか。 私はこの時代劇しか印象がないんですけどね、三味線の撥(ばち)で敵を倒すところがなんとも良かったですね!あの白い撥は象牙なんでしょうか?江戸時代にはもうあったのか?と疑ったりしましたがwww

                  f0134963_21153982.jpg  

ググってみたら17世紀ごろから日本国には象牙が輸入されていたようです。 「必殺!仕事人シリーズ」での山田五十鈴演じる“おりく”の武器・撥は象牙製とみましたw 

山田五十鈴さんを見ていると三味線・お囃子の師匠さんってイメージぴったりだと思ってましたわ。

女優・山田五十鈴さん95歳、大往生だと思います。 ご冥福をお祈りいたします。


nice!(0) 

nice! 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。