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旅客機で「背面飛行」だなんて… [事件事故]

「よく立て直せた」「不幸中の幸い」 全日空機トラブルは“間一髪”   (2011/09/29   産経新聞)

 航空ショーなどで見られるスリル満点の「背面飛行」が、旅客機で起きていた。28日、運輸安全委員会が明らかにした全日空機の急降下トラブル。専門家は「よく立て直せた」と間一髪の事態だったことを指摘した。

 運輸安全委が作成したコンピューターグラフィックス(CG)によると、機体はゆっくりと左に90度近く傾いた後、一度はわずかに右方向に回復したが、再度左に傾き始めた。最終的には最大131・7度と、ほとんど裏返しになって急降下した。

 再び機体が90度前後に戻るまでに7秒ほどかかっているが、機体はこの間、大きく旋回するような軌道を描いており、乗客は遠心力で座席に押しつけられたとみられる。いわば、ジェットコースターに乗っているような状態だったのだ。元ジャンボ機機長で航空評論家の小林宏之さんは「乱気流などの場合だと急降下の際に上向きの重力がかかり、シートベルトをしていないと天井に頭を打つ乗客が出るが、今回の場合は大きく旋回しており、乗客は機内の変化に気づかなかった可能性もある」と指摘する。

 大手航空会社では、背面飛行からの回復をフライトシミュレーターを使って訓練することになっているといい、CG映像を見た小林さんは「実際に出くわすことはほとんどない事態だったと思うが、ゆっくりと機体の体勢が回復されており、冷静な対応だったともいえる」と話した。

 ただ、航空機の航路は約300メートルごとに設定されており、急降下の際に他の航空機とニアミスする恐れは十分あった。小林さんも「トラブル発生時の空域には夜間のため他の航空機が航行していなかったことが、不幸中の幸いだったかもしれない」と話した。

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CGで作られた旅客機の「背面飛行」時の図を見るからにあの大きな機体で背面飛行ができるなんて…なんだか想像できないです。 

航空ショーの動画を見ていると戦闘機やプロペラ機の背面飛行を見ていてもパイロットは失神しないだろうかと心配してしまうんですが…シロウト考えですw 

危険回避のための背面飛行だったら大技だと思いますが副操縦士の操作ミスだったとは、大きな事故にならなくてホント良かったです。

 


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