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民主党内で「復興増税」の温度差が生じているw [政治・政治家]

「党内融和」風前の灯火? 党税調に増税反対派が猛反発    (2011/09/27   産経新聞)

 東日本大震災の復興財源をめぐる増税論議は、民主党税制調査会の藤井裕久会長が26日中の取りまとめに固執したことが反発を招き、結論先送りを余儀なくされた。増税反対派議員は同日、国会内で集会を開いて対決姿勢を鮮明にし、税調総会でも不満が爆発。与野党協議に向け、決着を急いだ党税調の拙速なやり方が党内にしこりを残した。

 「復興は喫緊の課題であり、与党として結論を出すことは大きな責任がある」。藤井氏は総会のあいさつで増税案の取りまとめに強い意欲を示した。

 ところが、藤井氏を待ち受けていたのはやはり「増税反対」の集中砲火。宮崎岳志衆院議員が「増税ありきの方針に反対する意見が反映されていない。きょう決めることはできない」と口火を切ると、斎藤恭紀衆院議員も「来年からの増税で税収が落ち込めば将来世代も現役世代も共倒れだ」と追い打ち。賛成論も出たが反対論が大勢を占めた。

 古本伸一郎税調事務局長は度々、会長一任を取り付けようとしたが反対派議員が抵抗。3時間以上の議論は反対派に押されて決着をつけられず、27日以降の総会に持ち越された。

藤井氏は26日の決着に意欲を見せていた。午前に会談した前原誠司政調会長が「復興財源となる税外収入の詰めの作業も残っている。税調の結論を出すのは1日待ってほしい」と求めても、「税調は議論が盛り上がっているので、今日決めたい」と譲らなかった。

 藤井氏が強気に出たのは、党内で反増税路線を主導してきた小沢一郎元代表周辺の議員が弱体化しているとみたからだ。小沢氏自身は10月に政治資金規正法違反事件で初公判を控えて身動きが取れない。野田佳彦首相が小沢系議員を政府や党の役職に登用して「骨抜き」にしたこともあり、藤井氏は勝負に出た。

 しかし、藤井氏の戦術は裏目に出た。小沢系以外にも増税に反対する意見が根強く、結論を急いだことがかえって反発を招いた。出席者の一人は「火種は残った」と語る。首相の掲げる「党内融和」は復興増税の是非をめぐり早くも崩れそうだ。

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無役の民主党議員は政権交代の柱となった民主党マニフェストには増税案は無かったから、民主党内の議員も上層部の考え方がマニフェストの趣旨に反すると解ってきたのでしょうね。 今開かれている国会=予算案審議で野党が増税の不備を指摘しております、世界的金融不況に陥っているときに増税すれば輸出産業がまわりまわって打撃を受けるというのに。

野党の増税反対論のあおりを受けた民主党増税反対派がふんばっているところなんでしょうか?…、増税反対派の小沢グループが弱体化してもどっちつかずの議員が次回選挙時の保身のため増税反対派に回っているんでしょうか、次の選挙で生き残れるかがかかっていますから。

野田首相が掲げた「党内融和」は瓦解し始めようですねwww  米国のオバマ大統領が自分のことを認めてくれたと自画自賛しても日本国内で支持されなければ、ただの褒め言葉ですわw

野党は復興増税を廃案に持ち込むために、民主党増税反対派の不満をくすぐりあおるべきですね。


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