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国際柔道連に日本人理事が居ないなんて…情けないわ [スポーツ]

「日本は置いていかれる」発祥国、痛恨の理事不在      (2013/08/24     産経新聞)

「痛恨だ。大事なことは理事会で決まる。日本は置いていかれるかもしれない」

 IJF総会に出席した全柔連の細川伸二国際委員長は、日本人理事の不在という現実を前に厳しい表情で語った。総会の冒頭でビゼール会長が示した12人の「会長指名理事」のリストからは、メンバーに入る予定だった上村氏の名前が消され、代わりの理事がロシアから選ばれた。

 ビゼール会長は6月上旬に来日した際、不祥事の責任を問われた上村氏を「全面的に支持する」と擁護。これまでも重要事項の決定には要所で上村氏に意見を仰ぐなど、競技発祥国のトップを立ててきた。全柔連は21日の新体制発足を前に、国際経験が豊富な細川氏らを後任に推薦したが、ビゼール会長は「上村氏以外は受け付けない」と突っぱねたという。上村氏1人に長く国際関係を委ねてきた代償だ。

 理事不在の影響は避けられない。脚取りの全面禁止など今年2月に試験導入した新ルールは、10月の会議で本格導入に向けた方向性を決める。日本側は、背負い投げなどを仕掛けられた際に相手の下半身に触れて防御することなどを例外とするよう、水面下でIJFに求めてきた。だが、大事な1席を失った今後は発言の場が狭まる。来年5月をめどに話し合う柔道着の規格変更についても、意見する余地はほとんどなくなるだろう。

 ビゼール会長は「理事がいなくても、日本が重要なパートナーであることに変わりない」と語ったが、細川委員長は「情報を集め、意見できるようなルート作りもしなければ」と、日本側の意向をどう反映させるかに頭を悩ませる。

 全柔連の対応もまずかった。上村氏は7月下旬に内閣府から事実上の辞任勧告を突きつけられるなど、早期退陣は目に見えていた。それにもかかわらず、全柔連は会長の後任人事を優先。早い段階で外部有識者に「IJFとのつながりを失うと、回復するのは難しい」と指摘されながら、全柔連上層部は「上村氏にはIJFとけんか別れせずに退いてもらう。一時的に理事ポストを失っても仕方ない」と後任の推薦などに消極的で、IJFと渡りを付ける作業は後回しになった。

 国際舞台での影響力の低下が指摘されて久しい日本スポーツ界。組織の改革に目を奪われている間に、国際競技団体の理事の椅子を失った“お家芸”の大失態は、象徴的な事例といえる。(リオデジャネイロ 田中充)

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嘉納治五郎が草場の陰で嘆いているのでは? 

私は柔道のこと全く解らないですけど…国際柔道連の理事から日本人が居なくなる自体には不快ですね! 日本生まれの日本育ちの柔道がよそものからルールを変えられてしまう…嘉納治五郎氏の精神・思想が別物になってしまうような気がしますね(><)オリンピックで見る柔道はまるでレスリングのようです。日本の有段者が一本背負いを見せてくれますと “あ~やっぱりこれだわ” 。  レスリングのような競技柔道は見たくないです。

理事が居ないのなら日本柔道界には奮起をお願いしたいです!


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