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関電、クラゲの次はムール貝が取水妨害か [事件事故]

クラゲの次は貝 関電の火力発電所 災難続き!?    (2012/08/15     産経新聞)

電力需給の逼迫(ひっぱく)が心配された今夏の関西電力。発電所近くの海中に大量のクラゲが発生し、冷却用の海水を取水できなくなるトラブルが起こり、出力抑制などを余儀なくされた。梅雨明けとともにクラゲの発生は落ち着いたが、新たな“天敵”が現れた。無数の貝である。

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回収された大量の貝と海草などのごみを分別する作業員=京都府舞鶴市の関西電力舞鶴発電所(内海俊彦氏 撮影)

    250px-Mytilus_galloprovincialis_shell.jpg ムール貝(ムラサキイガイ)

 関西電力の火力発電所のひとつ、舞鶴発電所(京都府舞鶴市)の一角で黙々と作業する数人の作業員。そばには黒や紫色の小石のようなものが積み上げられていた。「あれは貝です」と発電所の担当者が説明した。

 むせかえりそうな臭気に圧倒されつつ、近づいてみると、無数のムラサキイガイという貝の殻が山積みとなっている。一般的には「ムールガイ」と呼ばれる地中海周辺が原産の二枚貝の一種だ。

 火力発電所は高温の蒸気でタービンを回転させ、同じ軸に付けられた発電機を回転させて発電する。この蒸気を冷却するために、大量の海水を取水する必要があり、ここに異物が混入すると故障の原因となる。このため、取水口にはゴミなどを除去するネットが張り巡らされている。

 小さな異物はネットの目をすり抜けるが、回転式の集塵(しゅうじん)機で回収される。大量の貝も集塵機で回収されたものだった。

 舞鶴発電所では「取水口の壁に大量に張り付いているようで、それが一気にはがれて回収されることがある」(担当者)。現時点で貝の影響で出力を抑制するなどの事態にまではいたっていないものの、すでに4~7月だけで貝の回収量は62立方メートルに達している。

 関電によると、今年のクラゲ被害は突出。発電出力抑制にいたるのは例年数件だが、今年は7月末時点で49件にのぼる。舞鶴発電所でもクラゲの発生で出力抑制を強いられ、現場では一時、厳しい状況に追い込まれた。

 貝の回収量は年によって異なるため、現時点で今年が多いとは判断できないという。とはいえ、担当者らは「クラゲが終わったと思ったら次は貝。よりによって、こんな需給の厳しいときに発生しなくてもいいのに」とため息をつく。

 回収したクラゲは水分を取り除き、産業廃棄物として地中に埋めるが、貝は肥料の原料になるという。

 関電では大飯原子力発電所3、4号機(福井県おおい町)は再稼働したが、火力発電所の31基のプラントがフル稼働し、下支えしている。思わぬ“難敵”が需給に影響を与えように関電では懸命の回収作業を進めている。(内海俊彦)

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クラゲの大量繁殖の次はムール貝の大量繁殖ですか…関電の職員さんを悩ませているんですね。ムール貝の群生を見ると気持悪いですからねぇ~www

クラゲは水分抜いて産業廃棄物で地中に埋めるしかないですが貝は加工すれば肥料になりますから…土壌改良材として少しは役に立つか。

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先日、TVニュースを見ていましたら東北のどこの漁場だったか忘れましたがクラゲが異常発生して一時漁ができなくなったとか。…数日後海水温の変化でクラゲがいなくなり一転、大量の水揚げがあったそうで。  いつどこで大漁になるか解りませんね!


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