米軍基地再編成ですか…米軍基地で働く日本人の転職場所あるんですか？

「米軍再編見直し」発表　移設に不退転で臨めと産経　　　　（2012/02/20　　　　産経新聞）

■朝日「辺野古は白紙に戻せ」

 

　平成１８年の日米合意でパッケージにした在沖縄米海兵隊のグアム移転を、米軍普天間飛行場の移設とは切り離して先行させることを柱とした「米軍再編見直し」の共同文書が日米両政府から発表された。６紙すべてが社説を載せたが、直後に実施された「普天間」の地元、宜野湾市の市長選の結果を受けた社説は、産経、読売、東京の３紙が１４日付で掲載するにとどまった。

　今回の米政府の対応について産経は「普天間移設の停滞に米側がしびれを切らした結果」とみて「３代にわたり問題を迷走させてきた民主党政権の責任は極めて重大」と指弾した。その上で、辺野古への移設の実現は日本国民の平和と繁栄に必要不可欠のものであり、野田佳彦首相には「政治生命を賭するテーマである」と強調した。

　読売も同様に移設の前進を促す。宜野湾市長選を受けた社説では「（選挙結果を）辺野古移設を実現するための足掛かりにするべきだ」とし、首相自らが「地元説得に指導力を発揮する時だ」と力説した。

　　　　　　　　　　　　　　　　　

　対して朝日、毎日、東京の論調はこれまでと変わらず「移設反対」である。毎日は「共同文書で辺野古への移設を再確認したのは残念」と述べ、「見直しを視野に入れて再検討するよう強く申し入れるべきである」と政府に注文をつけた。東京も「国外・県外移設の検討を提起しなかったのか」と政府の対応を質（ただ）す。

　「もはや、辺野古移設は白紙に戻すしかない」と断じる朝日は、「普天間の県外・国外移設を求める沖縄の固い民意が変わる見通しはない」との見解を示している。しかし、宜野湾市長選では保守系の佐喜真淳氏が、日米安保体制すらも疑問視する強硬な反基地派の伊波洋一元市長を破って当選した。

　朝日は市長選を受けた社説を掲載していないが、産経と読売は選挙結果について、「対話の余地を備えた現実派を市民が選択した意味合いは大きい」「防衛予算の活用で雇用や景気を重視する姿勢も支持を広げた理由」（産経）▽「伊波氏では市政は変わらないと考える市民に対し、『現実路線』を通じて浸透したのが勝因」（読売）と評し、普天間の地元民の「民意」が必ずしも「反基地」ではないとの認識を示した。

　日経は、グアム移転など米軍の再編を対中戦略の面から論じる。「（沖縄の海兵隊は）遠く離れたオーストラリアやハワイにも分散される方向だ。それで日本周辺の有事に即応できるのか」と懸念を表し、日米で対中戦略を突っ込んで協議せよと訴えた。　「（米海兵隊が）必ずしも沖縄に常駐しなければ即応できないわけではあるまい」とする東京とは正反対の視点だ。

　宜野湾市長選では地元選出の民主党国会議員の一部らが伊波氏を支援した。産経は「首相が『移設推進』を掲げながら、県連の勝手な行動を許すとはいったいどういうわけか」と批判し、読売も「黙認した民主党執行部も問題」との姿勢だ。

　米軍再編問題は日本の安全保障に極めて重要だ。が、多くの社説は異口同音に「国会答弁で迷走する姿を見ると、心もとない」（日経）などと、田中直紀防衛相の資質を問う。

　産経は防衛相の交代を迫り、首相に「普天間移設に不退転で臨む決意」を求めた。安全保障の弱体化を前に、政府に残された時間は少ない。（清湖口敏）

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新聞各社の米軍再編についての見解の違いが出ていますね。　2009年の衆院選で鳩山由紀夫氏が出来もしないことを口走ったから在日米軍基地移転問題がグチャグチャになったんですから、覆水盆に返らずで、首相が交代しても在日米軍移転問題は解決策は見えないまんま。　

三代目野田首相が選任した田中直紀防衛相があのていたらくですから、沖縄県知事とは和解できるわけが無いわ。沖縄の海兵隊が分散されてから、東アジアで不測の事態が起こったときすぐに駆けつけてくれるのかと…心配になりますね。

政治討論番組で、沖縄の在日米軍基地で働いている日本人の話があったの見ています。　沖縄と言えば観光業と農業それに在日米軍基地関連の仕事に就いていらっしゃる方がいるのに驚きましたわ、その仕事口が減ったらどうするんですかねぇ？生活保護家庭が増えるのではないでしょうか…沖縄県知事ってそんな県民の仕事先の事も考える事できないのかと。　

よそもんから見ても在日米軍基地の周辺に宅地を造る自体おかしいわ（あぶねぇ！っち、考える事できるわ）なぜ？初めから海岸ばたに在日米軍基地を造らなかったのかと思えてならないんですけどね。　辺野古に移転する考えも起こらんかっただろうに。