SSブログ

中部電力の決断…苦しい思いだったのでは? [社会問題]

鈴鹿8耐、夜間走行なし…浜岡原発停止で   (2011/05/10   読売新聞)

中部電力が浜岡原子力発電所(静岡県御前崎市)の全面停止を受け入れることになり、三重県内の行政機関や商業施設などは、更なる節電対策に向けて動き出した。

 一方、全面停止に伴い、県民も冷静に受け止め、「安全のためには、不便でも節電すべき」と話していた。

 ◆行政、大学

 松阪市は、10日に開く会議で、節電対策の徹底を周知する。昼休みには、部屋の不必要な電気を消す、職員のエレベーター使用を控えることなどを再確認する。四日市市では「公共施設で不要な電気を使わないようにして、新たな節電対策を考えていきたい」とし、製造業が集まる鈴鹿市は、「中部電力の供給見通しや市内企業への影響などを考慮したうえで、対策などを検討したい」という。

 一方、三重大は9日、6月から始める予定だった教職員に対する夏の軽装「クールビズ」の開始を10日に前倒しすることを決めた。

 ◆商業、レジャー施設

 東京電力が計画停電を実施して以降、営業終了後に外観の照明などを消している近鉄百貨店四日市店では、事務所内の温度を28度にしていく。百貨店「津松菱」ではクールビズを半月前倒しして、今月中旬に始める。節電についても今後考える。

 鈴鹿サーキットではすでに、7月末の「鈴鹿8時間耐久ロードレース」で夜間走行の実施見合わせを決定。遊園地の夜間営業については「電力消費のピーク時を過ぎた時間帯で、あまり影響はないのでないか」と推測する。

 ◆病院 

 東日本大震災後、トイレや待合室の一部を消灯するなど節電に努めてきた榊原温泉病院(津市)は冷房の温度を通常時より高めに設定できないかなど一層の対策の検討を続ける。市立四日市病院は9日、院内で可能な節電対策についての総点検を始めた。「何もしないわけにはいかないが、患者に負担をかけない対策を考えていきたい」という。

 ◆市民

 テレビで浜岡原発の運転停止受け入れを知った津市の無職三松美知子さん(81)は「原発が津波に襲われ、新たな被害が出るより、少し不便でも節電するほうが良い。不便が嫌だと思う人もいるだろうが、安全を守れるなら」と話した。

 津市の無職宮本徹さん(60)は「再び原発事故でも起きたら、日本は何十年も立ち直れなくなる。政府も中部電力も、国のために英断を下したと思う。夏は節電のために扇風機を使うつもり」と話した。

 尾鷲三田火力発電所の稼働率が上がることに対し、尾鷲市で飲食店を経営する男性(51)は「短期間でも稼働率が上がれば、民宿や飲食店などにもお金が落ちるし、地元としては助かる」と話していた。

------------------------------

中部電力の幹部は断腸の思いで、浜岡原発の全面停止を決断したんでしょうね…福島原発事故を考えると東海地方の方々は納得できるかも。

ですが産業に影響が出る…原発関連の会社にお勤めの方が3000人ほどいるとTVニュースで紹介されていましたわ、東海地方は自動車・機械産業の一大拠点ですから支障が出るんでしょうね(><)


nice!(0) 

nice! 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。