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海水温の上昇と農地からの栄養分流出でオニヒトデが異常発生したのか? [生き物の不思議]

豪グレートバリアリーフ「危機遺産」入りの危機      (2014/09/22       産経新聞)

世界最大のサンゴ礁群で「世界遺産」として知られるオーストラリア北東部沖のグレートバリアリーフが、サンゴの天敵のオニヒトデに食い荒らされるなどして、「危機遺産」へ登録される恐れに直面している。サンゴ礁の面積は、この30年間で約半分に減少。観光資源でもあるサンゴを救おうと、現地ではオニヒトデの駆除作戦が展開されていた。(豪州北東部ケアンズ 吉村英輝)

                 asi14092222320004-p1.jpg 2001年に撮影されたオーストラリア北東部沖のグレートバリアリーフ(AP)

 「あと何年かかるか分からないが続けていく」

 地元の観光業団体でオニヒトデ対策を進めるスティーブ・ムーン氏が力を込めた。2隻のボートに分乗した約20人のダイバーを海域に展開させ、海中のオニヒトデに牛の胆汁酸を針で注射して退治していく。地道な作業だが、2012年末の作業開始以来、約30万匹を駆除したという。

 グレートバリアリーフは年間200万人がスキューバダイビングなどに訪れ、観光業を中心に54億豪ドル(約5263億円)の経済効果と6万7千人の雇用を生んでいる。1981年に国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産に登録されたが、当時からオニヒトデの繁殖が目立ち始めた。

現地の海洋公園管理局のラッセル・ライケル最高責任者は、沿岸に広がるサトウキビ畑の肥料などが海に流れ出したことが大繁殖の主因と指摘。管理局は、これら農家の半数と海水に影響を与えない地質管理契約を結ぶなどの「改善策を進めている」としている。

 ただ、ユネスコは、2011年にサンゴ礁の保護状況を問題視し、「十分な対応を取らなければ危機遺産リストへ登録する」と警告した。ユネスコは、豪州当局が年内にまとめる対策計画などを審査し、来年2月に登録の是非を判断する。

 グレートバリアリーフを抱えるクイーンズランド州政府は、観光業に打撃となりかねない「リスト入り」の回避へ、年間3500万豪ドル(約34億円)の対策費を計上し続けると表明。また、拡張工事中の石炭積み出し港アボットポイントの海底掘削土砂をサンゴ礁の近くに投棄する計画を事実上取りやめさせるなど、環境保護への姿勢をアピールするが、環境保護団体からは「まだ対応が甘い」との批判も出ている。

                          th.jpg オニヒトデ

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世界最大の珊瑚群が有名なグレートバリアリーフでそんな悩み事があるなんて初めて知りました。日本でも沖縄の珊瑚群がオニヒトデに荒らされる話はTVニュースで何度か取りあげられていました。 オーストラリアでの話は初聞きです、TVドキュメンタリー番組でみるグレートバリアリーフはきれいで、これを見たさに世界中から観光客が来るんだと感じたもんです。地元珊瑚保護団体が人海戦術でオニヒトデの駆除をやっているとは…オーストラリアではオニヒトデの駆除に牛の胆汁酸を注射するそうです日本では薄めた酢酸を注射で効果が出ているとか。珊瑚群が広すぎてオニヒトデ駆除はいたちごっこにも思えてしまいますね、オニヒトデを一網打尽にするすべはなしだから地道に人海戦術するしかない_ご苦労様ですとかしか言えない。

オニヒトデの食害を紹介する動画がありましたので貼ります。

Deadly Starfish Eats Coral: Crown of Thorns Starfish (COTS) crisis   https://www.youtube.com/watch?v=-ardrFZuFkU


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コアラが体温を下げるために行った行為は木の幹に抱きつくこと [生き物の不思議]

コアラ 暑さ対策で木に抱きつく?豪大学研究、脱水予防も      (2014/06/04    スポニチ)

 コアラが木に抱きついているのは暑さ対策でもあることが4日、オーストラリアのメルボルン大などの研究グループが英科学誌「バイオロジー・レターズ」に掲載した研究結果で分かった。

 研究チームは2009~11年、オーストラリア南東部沖の島に生息するコアラ三十数匹を赤外線カメラで調査。その結果、コアラは猛暑の際、気温よりも温度が低い木を探し、幹や枝にもたれかかるように抱きついていることが分かった。

 コアラは木の上で生活し、1日のうち18~20時間を眠って過ごす。水分の吸収は主に食べ物に含まれるものに頼っているため、暑さに弱いとされる。温度の低い木にしがみついて体温を下げると、水分の消費を半分に抑え、呼吸が荒くなって脱水症状になるのを防ぐ効果があるという。

 猛暑の際は、葉が好物のユーカリに比べ、温度が低いアカシアの木を選んで抱きつく傾向もあった。

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コアラの暑さ対策が木に抱きつくことだったなんて初めて知りましたわw 

コアラが泳ぐ映像って見たことないですから夏場はどう過ごすのだろうか?と考えてもみなかったwww これから映像で見る木に抱きついているコアラは暑さ対策なんだなと。

たぶんこの論文ではなかろうか… Tree-hugging koalas demonstrate a novel thermoregulatory mechanism for arboreal mammals http://rsbl.royalsocietypublishing.org/content/10/6/20140235.full?sid=91db65b5-13e8-4d57-a8e7-708395b109eb

地道な研究結果ですね…オーストラリアを代表する有袋類の研究論文ですね!


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毒グモ注意報です! [生き物の不思議]

23府県に有毒セアカゴケグモ 生息域を拡大 自動販売機裏や側溝などに潜む可能性も     (2012/11/14     産経新聞)

 オーストラリア原産の有毒グモ「セアカゴケグモ」がこれまでに23府県で見つかり、国内で生息域を拡大していることが14日、環境省のまとめで分かった。かまれると吐き気や頭痛などの症状が出て、中には筋肉がまひするなど重症化するケースもあり、同省が注意を呼び掛けている。

      scn12111411160001-p1.jpg セアカゴケグモのメス(京都市提供)

 環境省が自治体などから寄せられた情報をまとめたところ、西日本を中心に宮城県から沖縄県にかけての23府県で生息が確認された。輸入コンテナなどに付着して国内に侵入、荷物が各地に運ばれるのに伴って生息域が拡大したとみられる。セアカゴケグモはメスのみが毒を持っており、メスの体長は約1センチ。全体が黒く、背中に赤い模様があるのが特徴。国内では1995年に大阪府で初めて見つかった。

 暖かい場所を好むため冬は活動が低下するが、自動販売機の裏や側溝などに潜んでいる可能性もある。

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つい先日夕方のローカルニュースで福岡港周辺でのセアカゴケグモの捜索・駆除の様子が紹介されていましたわ。 市職員なのかボランティアなのか解りませんが側溝の網の蓋を開けてみたり石垣の排水口に殺虫剤を散布していました、外気温が下がってきているので物陰に隠れているんでしょうか。

昆虫情報処理研究会の福岡県のセアカゴケグモ情報が紹介されています。

http://www.insbase.ac/xoops2/modules/bwiki/index.php?%A5%BB%A5%A2%A5%AB%A5%B4%A5%B1%A5%B0%A5%E2%A1%A6%CA%A1%B2%AC%B8%A9

今のところ、大分県ではセアカゴケグモの発見情報は無いようですがどこから侵入してくるか解らないので怪しいクモには近づかない触らないことだと。


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日本のメダカは2種類あることが判りました [生き物の不思議]

日本のメダカ、実は2種類      (2012/08/25     大分合同新聞)

1種類しかいないとされていた日本のメダカが実は2種類だったとする研究結果を近畿大大学院農学研究科(奈良市)や神奈川県立生命の星・地球博物館(小田原市)のチームが25日までに、全国的な個体調査によりまとめた。模様や背びれの違いから突き止め、ドイツの魚類専門誌に掲載された。

   2012082501001256.jpg  「北日本集団」(上)と「南日本集団」のメダカ=神奈川県立生命の星・地球博物館提供(瀬能宏氏撮影)


 これまでの遺伝子研究では二つの集団があるとされていたが、形態に違いがないとして分類学上1種類だった。
 チームによると、日本のメダカは19世紀にシーボルトの日本動物誌に1種類と記載された。

日本のメダカ、実は2種類! 初の新種発見 農学研究科の朝井さん、3年越しの研究実る  http://www.kindai.ac.jp/news_event/2012/06/2-3-1.html

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日本のメダカが2種類いるとはね! 日本全国同じ固体かと思っていましたわ!研究者の地道な研究でメダカに「北日本集団」と「南日本集団」とに分けられたそうで。微妙に違いが判る感じ。

私が小学生の頃は夏場の水田用水路には必ずと言って良いほど群れをなして泳いでいましたね…今ではペットショップで売られているんですね。 メダカよりカワタナゴのほうが光沢があって好きでしたけど。

  t-729.jpg  カワタナゴ


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瀬戸内海で巨大うなぎ捕獲される [生き物の不思議]

仰天の“巨大ウナギ”水揚げされる!うな重20人分    (2012/07/27    産経新聞)

きょう27日は土用の丑の日。うな重にすれば20人前になるという全長約1メートル、重さ約1・8キロの巨大ウナギが、山口県宇部市沖の瀬戸内海で水揚げされた。太さは人間の腕とほぼ同じ。
     dms1207271216013-p1.jpg 全長約1メートル、重さ約1・8キロの巨大ウナギ(共同)


 宇部市の鮮魚店「繁光」の繁光裕二社長(62)が23日、市内の卸売市場で偶然見つけ購入した。繁光さんによると、巨大ウナギは1万5000円相当。しばらく調理せず、店内に展示してから研究機関に譲る予定。平均的なウナギは体長約50センチ、重さは400~500グラム程度という。

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瀬戸内海でもこんな大きなうなぎが網にかかるんですね!オドロキですwww

バラエティー番組だったでしょうか沖縄の小川で巨大ウナギを釣るというのがありましたが負けず劣らずではないかと。シラスウナギの採れなくて価格高騰に養鰻業者が嘆いているニュースを見つつ寂しい思いがします。自然環境の変化で激減か…。

このウナギは研究機関に譲るそうで、ここまで成長するのにどのくらいかかったか調べて欲しいもんですねw 雄か雌か解りませんが人工飼育用の親になりそうな感じがしますね。

今日は土用の丑の日で、ウナギが高騰してもウナギの蒲焼きは売れているそうですね!ウナギを食わんと真夏じゃあないということでしょうか?

  ウナギ蒲焼き・LOVE♪


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野菜や果物の受粉に大切な働きをするハチには使ってはいけない農薬があった [生き物の不思議]

農薬がハチを狂わせる 「群れ崩壊」の原因か    (2012/03/30    産経新聞)

果樹や野菜の受粉に役立つミツバチやマルハナバチを、広く使われているネオニコチノイド系農薬にさらすと、群れの中での女王蜂の数が減ったり、帰巣能力を失って巣の外で死んだりする異常が起きるのを確認したと、英国やフランスのチームが29日付の米科学誌サイエンス電子版に発表した。

 近年、これらのハチでは個体数が急激に減る「群れ崩壊症候群」(CCD)が発生。原因の一つに農薬が指摘されており、チームは「ネオニコチノイド系農薬の使用はハチの健康にとって明らかに脅威で、再検討する必要がある」としている。

 ネオニコチノイド系農薬は、1990年代から殺虫剤として日本を含め世界で広く使用。チームがマルハナバチの群れを低濃度の農薬にさらす実験をすると、6週間後には正常な群れと比べて次世代を生み出す女王蜂の数が85%少なくなったことが判明した。

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ずいぶん前の話ですが、地元の農協支店に用事があったときのことです。カウンターに置かれた段ボール箱から羽音が聞こえるのでこれは?と聞くとマルハナバチですと、トマトを作っている農家からの注文の品と聞きました。トマトの受粉用に使うハチのようでした、巣というものが無くてビニールハウスの中を自由に飛び回り受粉だけの仕事をさせるためのハチのようですね。

この野菜や果実の受粉に大切な働きをするハチが一部の農薬の影響で巣に戻れず死んだり、女王蜂が子孫を残せなくなるなんて…ハチにとっては神経毒のようなものなんでしょうか…。

菜の花の咲く時期なのですがあまりハチを見かけませんね、野生の西洋ミツバチ今年の寒さに越冬できなかったのでしょうか?


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世界最長のハブ捕獲だってw [生き物の不思議]

世界最長のハブ発見! 沖縄本島中部、2・42メートル かまれたら重症に   (2011/10/31   産経新聞)

沖縄県衛生環境研究所(同県南城市)は31日、沖縄本島中部の恩納村で、世界最長となる2・42メートルのハブが見つかったと発表した。猛毒で知られるハブは沖縄と鹿児島県・奄美諸島にしか生息しておらず、これまでは奄美大島で1992年に発見された2・41メートルが最長だった。同研究所はハブの死骸を標本にして一般公開する予定。

 研究所によると、最長のハブは今月12日、恩納村の住宅地近くの道路を横切っているのを乗用車の男性に発見された。男性はハブを車の前輪で押さえ付け、頭部を棒で殴って捕殺したという。平均的なハブの長さは1・3メートルほどで、2メートルを超えるものは珍しい。

 沖縄県内では年間約100人がハブにかまれる被害に遭い、9月~11月が最も被害が多い。同研究所の寺田考紀研究員は「大型のハブは毒も多い。かまれたら重症になるので、注意してほしい」と話している。

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私の住んでいるところでは毎年稲を植え始めた頃、まむし注意報が出ますねwww 稲作している農家の人の話だと最近はまむしを見かけないそうです。 無毒のへび(シマヘビ、カラスヘビというの)は活動時期には何度か見かけますが…。

よくバラエティ番組でお笑いタレントが沖縄でハブを捕獲するというのがありますがあの三角頭を見るだけで気持悪いですねwホント

>男性はハブを車の前輪で押さえ付け、頭部を棒で殴って捕殺したという

この方、ハブ退治でもされているのかと?思ったぐらいです。沖縄の人はハブ見てもビビらないの?普通サイズだと琉球料理になり、世界最長サイズだと剥製ですか。


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毒キノコの話は聞くが猛毒ガニの話は珍しい [生き物の不思議]

和歌山で猛毒ガニ見つかる 水族館が注意呼びかけ すさみ沖   (2011/10/28   産経新聞)

 和歌山県すさみ町の「エビとカニの水族館」は27日、同町沖で猛毒のカニ「ウモレオウギガニ」が見つかったと発表した。誤って食べた場合、死亡することもあるという。同館は県に連絡するとともに、網にかかっても食べないよう注意を呼びかけている。

 この日朝、すさみ沖合約100メートルの海域(水深約2メートル)で地元漁師が仕掛けた伊勢エビ漁の網にかかっているのを同館スタッフが見つけ、引き取った。

 甲羅の幅が約7センチもある南方系の毒ガニで、主に沖縄や鹿児島周辺の海に生息している。筋肉にフグ毒で知られるテトロドトキシンやサキシトキシンという猛毒があり、誤って食べた人が死亡した例もあるという。

 同館によると、すさみ沖で見つかったのは3例目。現在も水温が25度前後と温かく、近年は亜熱帯地方の生物がよく見られるようになったという。

              wlf11102808370002-p1.jpg 

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画像のウモレオウギガニの姿形を見るだけで食べたいとか食用可とか思えない…ぶつぶつ部分があって気持悪いです(><) 正面図は猛毒ガニと呼ばれるだけあって可愛げなし

太平洋側の海水温が高いと亜熱帯性の魚や甲殻類は冬越しができると聞いたことがあります。猛毒ガニも海流に乗って和歌山県すさみ沖まで流されてきたのでしょうね…水温が亜熱帯並だと長生きしそうです。

豊後水道でも亜熱帯性の魚類が泳いでいると聞いたことがありますね。

 


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