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ロシアの火星探査機が行方不明になったようですw [宇宙科学]

ロシア、軌道外れた火星探査機見失う 近く計画失敗発表へ    (2011/11/14  AFPBBnews)

【11月14日 AFP】ロシア連邦宇宙庁(Roskosmos、ロスコスモス)が、9日の打ち上げ後、予定軌道に乗れずに地球低軌道上を周回しているロシアの火星探査機「フォボス・グルント(Phobos-Grunt)」との交信に失敗し、探査機の位置を見失ったことが分かった。

 露インタファクス通信(Interfax)が12日、同庁関係者の話として報じたところによると、フォボス・グルントからの遠隔測定データ収集や指令システムを稼働するあらゆる手段は、すべて失敗に終わり、ロスコスモスは数日内にも、計画の失敗を公表するという。

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ロシア連邦宇宙庁の火星探査機が行方不明になったようですね…軌道修正できないと判ったら、ミサイルで撃ち落とせばよかったのにw シロウト考えw

ロシアの火星探査機は地球の周回軌道から外れて宇宙の彼方に旅立ったのでしょうか?それとも通信機能が壊れて宇宙ゴミになったのでしょうか?


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中露の火星探査機、火星への進路変更ミスったら地球に落下するそうで [宇宙科学]

失敗なら地球墜落も=中ロの火星探査機    (2011/11/10   時事ドットコム)

 【モスクワ時事】9日未明に打ち上げ後、地球周回軌道にとどまっているロシアの火星探査機「フォボス・グルント」と同機が搭載している中国初の同「蛍火1号」について、ロシアの宇宙関係者は同日、火星への進路変更に失敗した場合、機体の一部が地球上に墜落する可能性があると語った。
 インタファクス通信が伝えた。同関係者は「探査機は低軌道を5~10日間周回し、速度が落ちて大気圏に突入する公算が大きい」と指摘。機体は計12.5トンもあり、大気圏で全部燃え尽きない恐れがあるとした。
 落下地点の特定は現時点で困難としながらも、北緯52度~南緯52度の範囲が想定されるとしている。

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中国・ロシアの火星探査機打ち上げ前に火星までの軌道変更のシミュレーションやっているんだろうけど…失敗したらどうするんだろうねw 北緯52度~南緯52度のうちの人の居ないところや海・砂漠に落下すればいいけど…先日のドイツの耐用年数切れ人工衛星みたいにインド洋あたりで落下してくれるといいんですけどね。

 

 


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今月9日に小惑星接近だそうです [宇宙科学]

小惑星、9日に地球最接近=月より近くを通過へ-米NASA    (2011/11/04   時事ドットコム)

 【ワシントン時事】米航空宇宙局(NASA)は3日までに、地球近傍小惑星「2005YU55」が米東部時間8日午後(日本時間9日午前)に地球に最接近すると発表した。衝突する危険は全くないが、月よりも近く、地球から約32万4600キロ離れたところを通過する。
 NASAによると、小惑星は幅約400メートルで、空母ほどの大きさ。ほぼ同じサイズの小惑星がこれほど接近するのは1976年以来。2028年にも同程度の大きさの小惑星が地球に接近する可能性がある。

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拙ブログで、6月の終わり頃に「小惑星2011MD」という小惑星が地球に接近するという記事を載せてみました、地球にはなにも影響がなくて良かったです。

今回は時事ドットコムさんが米NASA情報を伝えてくれました。小惑星接近とかいう記事を全国紙に載せてしまうと心配性の人がビビりそうですねw  今回の「小惑星2005YU55」は月より近くを通過するようですね、過去200年間で一番接近する小惑星のようです。家庭用天体望遠鏡で200YU55見つけることできるのでしょうか?日本時間9日午前という…昼間で見えない(><)

NASAのホームページに「小惑星2005YU55」の紹介ページがありましたので貼っておきます、翻訳ソフトで和訳して読んでみてください。http://echo.jpl.nasa.gov/asteroids/2005YU55/2005YU55_planning.html

★追記★  小惑星「2005 YU55」、地球に最接近 200年ぶり   (2011/11/10   AFPBBnews)

【11月10日 AFP】米航空宇宙局(NASA)によると、直径400メートルの小惑星「2005 YU55」が日本時間の9日午前8時28分に地球に最接近した。同小惑星がこれほど地球に接近するのは200年以上ぶり。

 最接近の地点は中米グアテマラの首都グアテマラ市(Guatemala City)から南西約560キロの太平洋沖で、地球の中心からの距離は32万4600キロだった。これは月・地球間の約0.85倍だという。(c)AFP/Kerry Sheridan


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小惑星2011MDが地球に接近しているというニュース [宇宙科学]

海外のニュースサイトを覗いていましたら、小惑星2011MDというのが地球に接近しているという記事を読みました。Google翻訳で和訳してみたけど意味がみえないところがあり「小惑星2011MD」について検索を入れてみましたら天文ファンはしっかりキャッチしているんですね…日本では観察することできるのでしょうか?

 英国のテレグラフ紙のニュースサイト    Giant asteroid to 'narrowly miss' Earth http://www.telegraph.co.uk/science/space/8595514/Giant-asteroid-to-narrowly-miss-Earth.html

解説がいまいちピンとこない記事でしたw 天文ファンのブログで紹介されていた記事です。↓

Another Asteroid To Give Earth a Close Shave June 27, 2011 http://www.universetoday.com/87035/another-asteroid-to-give-earth-a-close-shave-june-27-2011/  

この記事には小惑星2011MDが地球に接近する時の惑星軌道と解説があります。

NASAの公式発表はこちら

Bend it Like Beckham! Small Asteroid to Whip Past Earth on June 27, 2011 http://neo.jpl.nasa.gov/news/news172.html

小惑星2011MDの惑星軌道と、ベッカムになんの関係があるのか解らない…ベッカムのプレーを見たことがないんですw

宇宙空間を漂っている小惑星2011MDの大きさがビルサイズとかハウスサイズとか表現されていますがコンピュータで大きさを想定したのでしょうか…凡人にはピンとこないわw 惑星の大きさにかかわらず地球に落ちてこなければ良いんですから。ただ、小惑星2011MDのカタチだけは画像で見てみたいですね♪

 


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惑星探査機「はやぶさ」はイトカワのサンプルを回収していたんです [宇宙科学]

「はやぶさ」また快挙 微粒子は小惑星「イトカワ」の物質と確認 月以遠からの回収は世界初  (2010/11/16  産経新聞)

 今年6月に帰還した小惑星探査機「はやぶさ」が小惑星イトカワ」から持ち帰ったカプセル内部で確認された微粒子について、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は16日、「ほぼ全部がイトカワ由来の物質と判断した」と発表した。地球から約3億キロ離れた小惑星イトカワ」で地表物質を捕らえたことになり、人類が月より遠い天体から、地表物質の回収に成功したのは初めて。太陽系の起源解明につながる貴重な試料で、はやぶさ計画は最大の目的を達成した。

 はやぶさは平成17年11月、イトカワに2回着陸した。装置の不具合などで計画通りの試料採取は1度もできなかったが、着陸時の衝撃で舞い上がった砂ぼこりなどをカプセルに収めていたと考えられる。

 JAXAは回収したカプセルを開封し、約1500個の微粒子を確認していた。ほとんどが大きさが100分の1ミリ以下で、今月上旬からは電子顕微鏡を使って1粒ずつ組成分析を実施。その結果、微粒子の大半はカンラン石と輝石で、どの粒も鉄とマグネシウムの割合(組成比)が地球の物質とは大きく異なることが判明した。

 さらに、はやぶさによるイトカワ地表の分光観測データなどが、微粒子の分析結果とほぼ一致した。JAXAは、はやぶさチーム以外の専門家をまじえて検討を重ね、「微粒子のほぼすべてが地球外物質で、イトカワに由来する」と判断した。

 JAXAはこれまで、電子顕微鏡による組成分析では「イトカワ由来」と判断するのは難しいとして、より詳細な分析を経て結論を出す方針だった。上野宗孝・JAXAミッション機器系副グループ長は「1、2個だけでは、組成比から由来を断定できない。だが、大量の微粒子がそろって、イトカワ由来の傾向を示したので、科学的にも間違いない。簡易分析でこれほどはっきりした結果が出るとは、予想していなかった」と話した。

 今回の微粒子は、2回目の着陸で用いた試料保管容器で見つかった。JAXAは今後、1回目の着陸で用いた試料保管容器も開封し、来年1月以降にはより詳細な分析を行う。

 小惑星の岩石は、太陽系初期の状態が保存されていると考えられる。「イトカワの微粒子」により、太陽系の起源や惑星進化の解明に向けた研究の大きな進展が期待される。

【はやぶさ快挙】人類初めての入手 46億年前の太陽系誕生の解明に迫る  (2010/11/16  産経新聞)

 「はやぶさ」は小惑星イトカワ」の物質を持ち帰っていた。数々のトラブルを乗り越えて地球への帰還を成し遂げた宇宙航空研究開発機構(JAXA)のはやぶさチームにとっても、最高の成果といえるだろう。人類が初めて直接入手した小惑星の物質からは、46億年前の太陽系誕生当時にまで迫ることができる。

 イトカワの岩石は太陽系が誕生したころに形成され、浸食や地殻変動などの影響を受けずに、当時の状態をよく保っているとされる。太陽系の惑星は無数の小惑星がもとになっており、イトカワの試料を調べれば地球などを構成する物質の初期状態がわかる。

 イトカワ由来と判明した微粒子は、2回目の着陸時に使用した試料保管容器の一部に付着していた。残りの部分や1回目の着陸で使った保管容器は手つかずで、試料はさらに増える可能性が高い。詳細な分析が進めば、太陽系への理解は大きく深まるだろう。

 はやぶさチームは、高い理想を掲げて世界一の試料回収技術を実証した。その技術をさらに確実なものにする必要がある。JAXAは後継機「はやぶさ2(仮称)」で、生命の元になる有機物を多く含む小惑星を目指す。「生命の起源」への挑戦だ。速やかな実現が期待される。(小野晋史)

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 カプセルから回収された微粒子(カンラン石や輝石)の電子顕微鏡写真(JAXA提供)

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長旅をして地球に帰還するだけでも快挙だったのに!惑星イトカワの物質もしっかりカプセルに回収してくるなんて…。凄すぎ!


H2A ロケット打ち上げ [宇宙科学]

衛星「みちびき」搭載 H2Aロケット打ち上げ成功  (2010/09/11  朝日新聞)

全地球測位システム(GPS)の精度向上をめざす準天頂衛星「みちびき」を載せた大型ロケットH2A18号機が、11日午後8時17分、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。約28分後、みちびきを高度約270キロで正常に分離し、地球を回る軌道への投入に成功した。H2Aの打ち上げ成功は12回連続、通算で17回。

 みちびきは、縦横約3メートル、高さ約6メートルの箱形で重さ約4トン。日本のほぼ真上の空(準天頂)を通る軌道からGPSを補う信号を送り、山間部やビルの谷間などでも精度よく利用できるようにする準天頂衛星システムの1号機。宇宙航空研究開発機構によると、正確な軌道への投入と太陽電池パネルの展開が確認された。

 みちびきは今後、地球を回りながらエンジン噴射を繰り返し、約2週間かけて平均高度3万6千キロの所定の軌道へ移る。順調にいけば年末ごろから測量やカーナビなどの実証試験が始まる。地上設備や打ち上げ費用を含む総開発費は約735億円。文部科学、国土交通、総務、経済産業の4省で開発した。

 準天頂衛星システムは、米国が運用するGPSの機能を補完するために日本が開発している。現在10メートル程度あるGPSの誤差を1メートル以下にする狙いもあり、交通、観光、防災などさまざまな分野での活用が期待されている。ただ、衛星1機が日本上空にとどまれるのは1日8時間で、24時間態勢の運用には最低3機が必要。2機目以降の見通しはたっていない。(安田朋起)

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種子島宇宙センターで打ち上げられるロケット発射動画を見る度に、なんともいえない感動があるんですょね…ワクワクします。

準天頂衛星「みちびき」は、全地球測位システム(GPS)の精度向上をめざしているそうですが衛星1機が日本上空にとどまれるのが1日8時間だけ、24時間カバーするにはあと衛星2機必要だそうですが見通しはたっていないそうで。

交通・防災・観光さまざまな分野での活用が期待されているのに、衛星1機だけとはねぇ?事業仕分とかいってケチつけられたからかw

地球規模で異常気象が起こっている今だから、防災の面で活用できるならば2号機・3号機の予算をすぐに計上すべきですね♪

私事ですが…愛車にはカーナビが装備されていません、車買うときギリギリ予算だったので付けなかったわけですが。車の免許習得したときからずっと「ロードマップ」派です、県外に遊びに行っても国道○○号線と地名・観光標識たよりで自宅に辿り着いたもんです、方向音痴ではないようです。後付けでカーナビ買おうかと思案中ですが若かりし頃と違って遠出する気になれないんで…やっぱり不要か!


「はやぶさ」のカプセルがJAXA相模原キャンパスに到着 [宇宙科学]

【はやぶさ】カプセルが相模原到着「新生児のままという感じ」(2010/06/18  産経新聞)

 地球に帰還した小惑星探査機「はやぶさ」のカプセルが18日未明、相模原市の宇宙航空研究開発機構相模原キャンパスに到着した。

 プロジェクトマネジャーの川口淳一郎宇宙機構教授によると、カプセルは大気圏突入時の熱の影響も軽微で、外観は組み立てられた当時のまま。内側には、組み立てに当たった約20人の名前を印刷した名刺大のカードが、テープで張られた当時の状態で残っていたという。川口教授は「ぼろぼろになって帰ると思っていたが、新生児のままという感じ。タイムカプセルのようで、驚き」と話した。

 宇宙機構は収納容器をエックス線で検査して、開封方法を検討。施設で容器を開封し、小惑星「イトカワ」の砂が入っているかどうかを確認する。砂が入っていれば、太陽系の進化の過程を探る極めて貴重な試料になるという。

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「組み立てに当たった約20人の名前を印刷した名刺大のカードが、テープで貼られた当時の状態で残っていた」という話、なんだかスゴイ話だと思いますね!大気圏突入の際に高温になるから炭化しちゃうんじゃあないかと考えてしまいますね、カードが残っているのはカプセルの耐熱効果のせいなんでしょうか…、凄いぞ!日本の耐熱容器。 小惑星「イトカワ」の砂が入っていることを願わずにはいられませんね!

カプセルの中に得体の知れないものが入っていたらどうするんだ!とかSFファンの話もありますが…

 砂入っていると良いですね!( ´д)ヒソ(´д`)ヒソ(д` )砂入っていると良いですね!

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「はやぶさ」人気にあやかろうという気か? [宇宙科学]

「はやぶさ」帰還を絶賛=蓮舫行政刷新相(2010/06/15  時事通信)

 蓮舫行政刷新担当相は15日午前の閣議後の記者会見で、探査機「はやぶさ」の帰還を「偉業は国民全員が誇るべきもの。世界に向かって大きな発信をした」と絶賛した。
 昨年11月の事業仕分けでは、後継機開発など衛星関連予算を削減と判定している。このことについて、蓮舫氏は「仕分け結果を何が何でも守るべきだということではない。国民のさまざまな声は、次期予算編成に当然反映されるべきだ」と語った。 

「はやぶさ」人気で宇宙予算再検討 仕分け軌道修正(2010/06/15  産経新聞)

 7年間の宇宙の旅を経て13日に帰還した小惑星探査機「はやぶさ」について、蓮舫行政刷新担当相は15日の記者会見で、はやぶさ後継機を含む宇宙開発予算の削減を求めた昨年11月の事業仕分け判定を再検討する考えを示した。あまりの“はやぶさ人気”に配慮した形だが、蓮舫行政刷新相は仕分け人として知られる。識者からは「成果だけをみて見直しとは…」と、科学技術全般への姿勢を問う声が上がっている。

 蓮舫行政刷新相は会見で、宇宙開発予算の仕分けについて、「何が何でも守るべきものではない。いま一度、議論の流れを確認している」と述べた。

 はやぶさの後継機となる「はやぶさ2(仮称)」の開発は、文部科学省が平成22年度予算で約17億円を概算要求したが、民主党への政権交代に伴う歳出見直しで5000万円に減額。さらに、昨年11月の事業仕分けで3000万円にまで縮減された。

 しかし、はやぶさが幾多のトラブルを乗り越え、帰還の途に着くと、けなげな姿に全国で人気が沸騰。はやぶさは13日に無事帰還し、自身は燃え尽きながらもオーストラリア南部に小惑星イトカワ」の土壌が含まれる可能性があるカプセルを投下し、回収された。

 この快挙に、予算を減額したはずの民主党政権も大喜び。菅直人首相は「日本の技術を世界にアピールし、励みを与えた」と絶賛し、仙谷由人官房長官も「幾多の困難を乗り越えて勇気や夢、希望を与えてくれた。世界に冠たる快挙を喜びたい」とたたえた。

 ただ、関係者からは予算を切り詰めた民主党・事業仕分けと、はやぶさの成果との整合性に疑問の声が上がっていた。

 川端達夫文部科学相も15日の閣議後の記者会見で、23年度のはやぶさ2の開発予算を概算要求で増額する考えを示唆。22年度の減額の経緯を「はやぶさがどうなるか若干の不安があった。結果を見ながら考えようということだった」と説明した。

 仕分けの再検討について、科学技術開発に詳しい角南(すなみ)篤・政策研究大学院大学准教授は「予算削減の見直し自体はいいことだが、『みんながすごいと言ったから見直す』では困る」と批判。「科学者が成果を出すには膨大な試行錯誤が伴う。成果だけで判断するのでは、科学者の挑戦への気骨、矜持(きょうじ)を踏みにじっていないか」と疑問を呈する。

 回収されたカプセルにイトカワの土壌が含まれているかはまだ分かっていないが、角南准教授は「採取できていなかったら今回の偉業は無駄なのか。国家全体で資源配分をどうするか、科学技術をどう位置づけるかという視点で科学プロジェクトを精査すべきだ」と要望している。

蓮舫行政刷新相の詭弁さがよーく解る談話ですね!

 


「はやぶさ」カプセル回収 [宇宙科学]

「はやぶさ」のカプセル回収、破損なし 18日に日本へ(2010/06/14 毎日新聞)

 【ウーメラ(豪州南部)=東山正宜】地球に戻った小惑星探査機「はやぶさ」から分離されたカプセルが日本時間14日午後4時8分、豪州南部の砂漠地帯で回収された。宇宙航空研究開発機構は破損していないことを現地で確かめた。小惑星「イトカワ」の砂が入っている可能性がある。

 宇宙機構によると、カプセルが見つかった場所は、落下予想地点から1キロほどしかずれていなかったという。

 カプセルを積んだヘリは午後5時ごろ、ウーメラ近郊にある豪空軍施設内の回収拠点に到着した。ヘリから降りた安部正真准教授は、カプセル入りのコンテナに振動を与えないよう慎重に運びながら、「カプセルは割れていません。正常です」と話した。

 カプセルがクリーンルームのある建家に運び込まれると、宇宙機構や豪空軍の関係者だけでなく、詰めかけていた豪州メディアからも大きな拍手が上がった。

 カプセルに火薬などが残っていないかを確かめ、窒素が満たされたコンテナに入れて日本へ空輸する。神奈川県相模原市にある宇宙機構の宇宙科学研究所に18日に到着する予定だ。

 カプセルに砂などが入っているかどうかは、1カ月ほどで判明する。打ち上げ時に混入していた地球上の物質ではないことが分析で確かめられるには、数カ月から半年程度かかりそうだという。

 大気圏再突入の際の高熱からカプセルを守り、落下時に切り離された耐熱材もこの日、カプセルから数キロの地点で見つかった。はやぶさは米シャトルの1.5倍の速度で再突入しており、耐熱材の状況には新型の有人宇宙船を開発している米航空宇宙局(NASA)も興味を示している。15日に回収する。

TKY201006140484.jpg火薬などが残っている可能性があるため、防護服を着て回収作業をする研究者。

大気圏突入時に火薬類も燃え尽きる!かと思いきゃ、慎重に調べるんですね。この画像を見たとき爆発物処理班の人かと思いましたわ。

「はやぶさ」のカプセルが日本に帰ってくるのは18日、小惑星「いとかわ」での採集物が入っていることを願うばかりですね!

小惑星探査機 はやぶさの大冒険

小惑星探査機 はやぶさの大冒険

  • 作者: 山根 一眞
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  • 発売日: 2010/07/29
  • メディア: 単行本


おかえり!「はやぶさ」 [宇宙科学]

はやぶさ:7年、60億キロ…世界初の旅終え帰還(2010/06/13 毎日新聞)

【グレンダンボ近郊(オーストラリア南部)永山悦子】小惑星イトカワの岩石採取に挑んだ探査機「はやぶさ」は13日深夜、地球に帰還した。月より遠い天体に着陸し、地球に戻ってくるのは史上初。宇宙航空研究開発機構(JAXA)によると、はやぶさは午後10時50分ごろ(日本時間)、大気圏に突入、カプセルが加熱されて輝く「火球」がウーメラ砂漠で観測された。はやぶさ本体は大気圏で燃え尽きた。カプセルが無事着地し、中にイトカワの砂などが入っていれば、世界で初めて小惑星で直接採取した物質となる。03年5月の打ち上げから7年。予定より3年長引いた旅の総距離は、月への往復約8000回に相当する約60億キロに達した。

 ◇カプセル分離成功

 「もうだめだと思ったことは2度ある」

 はやぶさプロジェクトを率いる川口淳一郎JAXA教授(54)は今年5月、毎日新聞のインタビューで打ち明けた。一つは05年12月、イトカワに着陸直後、燃料が漏れて機体の姿勢が崩れ、通信が途絶し行方不明になったこと。もう一つは昨年11月のイオンエンジン(主エンジン)故障だ。いずれも深刻なトラブルで、誰もが地球帰還は絶望的と思った。

 「世界初」の技術をいくつも盛り込んだはやぶさは、数々のトラブルに見舞われた。

 主エンジン開発に携わった国中均JAXA教授(50)は「(往復できる)自信は10%もなかった」と話す。

 野心的な挑戦の構想は四半世紀前に生まれていた。1985年8月、文部省宇宙科学研究所(当時)で開かれた「小惑星サンプルリターン小研究会」。主催した鶴田浩一郎・同研究所教授(72)=現名誉教授=は「科学に新しい視野をもたらす」「広範囲の科学者、技術者が情熱を持てる」「文化史的な意義を持つ」などを挙げ、「将来へ大きな夢をたくす計画」と、報告書に意義をつづっている。

 だが、実現は容易ではなかった。プロジェクトが正式に認められたのはそれから約10年後。「難しいミッションで、リスクが大きすぎるとさんざんたたかれた」。川口さんと計画を練り上げた上杉邦憲JAXA名誉教授(67)は振り返る。

 「米国もやらないような挑戦、できるわけがない」と陰口が聞こえる中での船出だった。「ぶざまに負けるわけにはいかなかった」(国中さん)。打ち上げの後も、技術者たちはその意地を貫いた。トラブルには知恵を絞って解決策をひねり出し、はやぶさは何度も危機を切り抜けた。いつしか「不死鳥」と呼ばれるようになった。

 世界の宇宙探査に詳しい米惑星協会のルイス・フリードマン事務局長は「非常に大胆な挑戦だった。賢明な技術者が挑戦を可能にした」と称賛する。「だが」と、川口さんは言う。「我々も努力したが、ここまでこられたのは、はやぶさ自身が助けてくれたから。それくらい幸運だった」

 満身創痍(そうい)のはやぶさは、地球からの指令にけなげに応え、小惑星への往復という大仕事をなしとげた。小惑星のかけらと引き換えに、自らは燃え尽きる。

 川口さんは、はやぶさの消滅についてホームページに記している。「どうして君は、(燃え尽きる運命なのに)これほどまでに指令に応えてくれるのか? カプセルは次の後継機へのたまご(卵)となると考えるべきなのだろう。はやぶさ自身もそれを望んでいるのだ」

 7年にわたるはやぶさと技術者たちとの二人三脚はゴールを迎える。はやぶさ最期の日は、日本の惑星探査が世界に肩を並べる日となった。

 ◇はやぶさ◇

 地球以外の天体から岩石などを持ち帰る探査に必要な技術の実証を目指した探査機。▽新型のイオンエンジン▽カメラ画像などを使った自律的な航行とイトカワへの接近・着陸▽小惑星での岩石採取▽試料を収めたカプセル回収--などの新技術に挑戦した。上空から狙いを定めて着地し、すばやく飛び立つ様子が、岩石採取の手法に似ていることから、この愛称がつけられた。

scn1006132308005-s3.jpg試料を収めたカプセル

う~ん、純銅製お釜に見えてしまいますね。

 


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