昨晩の日本xスコットランド戦、日本完敗です [スポーツ]
エディーJ、完敗で南ア戦の奇跡再現ならず…五郎丸「あと2戦ある」 (2015/09/24 産経新聞)
ラグビー・イングランドW杯1次リーグB組(23日、日本10-45スコットランド、グロスター)下を向くな! 1次リーグB組で日本(世界ランキング11位)は第2戦でスコットランド(同12位)と対戦し、10-45で大敗を喫した。19日の初戦で優勝候補の南アフリカ(同6位)から計24点を挙げた期待のFB五郎丸歩(29)=ヤマハ発動機=は1G1PGの5得点にとどまった。1勝1敗の日本は勝ち点4のままだが、諦めるわけにはいかない。目標とするベスト8へ、第3戦(10月3日)のサモア(同10位)戦で仕切り直す。
実にサバサバしていた。激闘を演じた後のインタビュー。FB五郎丸はスッキリとした表情で口を開いた。
「厳しい結果だったんですけど、これほどの点差がつく実力差じゃないと思う」
世界の古豪・スコットランドと、前半は互角に組み合った。大金星の南アフリカ戦から中3日。疲労は確実に残っていたが、桜の戦士たちは果敢に立ち向かった。
直近2年間の対戦成績は1勝1敗。敵陣で攻撃を続けてくれれば、黄金の右足で確実に3点を奪える-。今やキックの決めポーズが社会現象にまでなっている五郎丸はPGのチャンスを待ち続けた。
前半、0-6とリードされた後にモールで押し込み、NO・8マフィが両軍初トライ。その後のキックを五郎丸が確実に決め、一時逆転した。さらに、最大の見せ場は前半終了直前。右サイドに展開され、あわや数十センチでトライとなる間際、五郎丸が横っ跳びで体もろとも相手をタッチライン外に弾き出した。「僕1人しかいなかった」という魂の一撃だった。
後半6分には、この日初のPGを決めて10-12と肉薄。攻守にチームを引っ張ったが、その後はスコットランドに次々と防御ラインを突破される。5トライを奪われ、一方的な展開になった。W杯1大会初の2勝を目指した日本だが、傾いた流れを引き戻すことはできなかった。
結果的に完敗は喫した。勝ち点も奪えなかったが、1勝1敗は出だしとしては決して悪くはない。
「あと2戦あるんで下を向いている場合じゃない。次のサモア戦まで10日あるのでしっかり準備していきたい」
五郎丸は決然と言い放った。南ア戦で奇跡を起こした桜の戦士たちに不可能の文字はない。目標のベスト8へ、気持ちを切り替え、サモアに立ち向かう。 (吉田宏)
五郎丸 歩(ごろうまる・あゆむ)という男
★生まれなど 1986(昭和61)年3月1日生まれ、29歳。福岡市出身
★名字 五郎丸という独特の名字は、山口県や九州北部に多いといわれる
★ラグビー歴 3歳から
★代表成績 05年4月16日のウルグアイ戦で初キャップを獲得。通算55キャップ。テストマッチ682点(18トライ、158GK、92PG)
★経歴 老司(ろうじ)中-佐賀工高-早大-ヤマハ発動機
★サッカー 小学4-6年まではサッカーに専念して、福岡市選抜も経験
★趣味 釣り(今ほしいものも釣り具のリール)
★好物 とんかつ
★家族構成 妻と2男
★サイズ 1メートル85、99キロ
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スコットランドペースにのせられてしまった!ということですね。
前試合の南アフリカ戦で奇跡的な勝利で日本国民にもラグビー人気が高まるのではないかと感じましたわ、2019年には日本でラグビーW杯が開催されるんですから。チームジャパンは控え選手の中には南半球からの助っ人選手が10人いらっしゃるのには驚きましたけどね…日本のラグビーファンのために戦ってくれている、嬉しいですね!
まだ2戦あるということで、ファンは熱い応援を送るしかないです。