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移民が連れ出したウグイスが鳴き声を変えた [自然現象・自然災害]

ウグイスが「ホーホピッ」 競争ないとさえずり手抜き?       (2015/05/11      朝日新聞デジタル)

ウグイスの「ホーホケキョ」というさえずりは、競争のない環境にいると数十世代で「ホーホピッ」など単純な節回しに変化してしまうとする研究結果を、国立科学博物館の浜尾章二・脊椎(せきつい)動物研究グループ長が米科学誌に発表した。

 このさえずりは、オスが繁殖期に発する。縄張りを確保してメスを引きつける役割があり、複雑なほうが有利に働くことが知られている。

 研究グループは2010年春、ハワイのオアフ島にいるウグイス24羽のさえずりを録音。音の高さや長さ、上がり下がりの変化、音の構成などを分析し、日本のウグイスと比較した。その結果、ハワイのほうが低く短い音で、音程の変化も乏しい単純な構造になっていたという。

 ハワイで野生化しているウグイスは、日本から約80年前に複数回持ち込まれたという記録が残る。日本のウグイスが季節ごとに移動して春先に繁殖地で縄張り争いをするのに対し、ハワイでは通年同じ場所にとどまり暮らしている。

                  BBjA0RC.jpg[コピーライト] 朝日新聞 日本のウグイス=国立科学博物館提供?

 日本でも小笠原諸島などでは単純なさえずりになる傾向がある。ハワイのウグイスは日本本土から持ち込まれたと考えられるという。

 浜尾グループ長は「環境に応じて、さえずりがこれほど短期間で大きく変化してしまうとは驚きだ」と話す。

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ハワイのウグイスは約80年前に日本人移民が持ち込んだ鳥だとすると世代交代するたびに(日本国各地で聞き慣れたあの鳴き声=)「ホーホケキョ」が鳴けなくなったのでは?縄張り争いがないから。 日本人移民でも世代交代すると日本語が喋れなくなるのと同じものではないかと考えてしまいますね。 それとも「ホーホケキョ」と鳴けるウグイスがいないから鳴き声の伝承ができないのでは。 日本国から「ホーホケキョ」と鳴くウグイスをハワイの森に入植させると元通りになるかもね。


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