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故・川端康成さんの幻の新聞小説見つかる

川端康成初の新聞小説“発掘” 27年に連載「美しい!」       (2013/02/17      Sponichi Annex)

小説「伊豆の踊子」などで知られるノーベル文学賞作家の川端康成(1899~1972年)が27歳で発表した初めての新聞小説が、17日までに“発掘”された。全集や年譜に収録されておらず、研究者もほとんどその存在を知らなかった。
             G20130217005216900_thum.jpg 川端康成の新聞小説「美しい!」が掲載された福岡日日新聞の紙面のコピー


 小説は、27年4月11日から5月2日にかけて計4回、福岡日日新聞(現西日本新聞)に連載された「美しい!」。これまでは、同年8月から中外商業新報(現日本経済新聞)で連載した「海の火祭」が最初の新聞小説とされていた。

 福岡市文学館の広報誌「文学館?楽部」の編集を手掛けた坂口博さん(59)が数年前、福岡日日掲載の小説をリスト化する作業の中で見つけ、立教大文学部の石川巧教授が調査した。川端の著作を管理する川端康成記念会も、川端の初めての新聞小説と確認した。

 「美しい!」は短編で、工場を経営する男性が、障害がある息子を亡くし、息子と交流していた足の不自由な少女も事故死する物語。

 2年後の29年3月号の文芸誌「新潮」に川端が発表した「美しき墓」は内容やテーマが類似しており、「美しい!」を基に書き直した可能性がある。

 石川さんは「同時代のプロレタリア文学と通底する弱者への視点と、川端が生涯にわたって追求した『美とは何か』というテーマが交錯していて興味深い。川端自身が意識的に封印したと考えられるが、理由は今後の研究課題」と話している。

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この川端康成氏幻の新聞小説の記事は地元紙でも紹介されていましたね。研究者にとっては掘り出し物!になったのではないでしょうか…。そのうち、どこかの文芸誌か新聞小説で「美しい!」が掲載されるかも。 

昨日(2/19)TBS系列で放送された「もてもてナインティナイン」で川端康成氏が生前通ったイタリアンレストランでのエピソードが紹介されていましたわ、川端氏が加賀まりこさんのファンだったという話は初聞きでしたがwww 加賀まりこさん出演映画「美しさと哀しみと(1965)」この作品は川端康成氏原作なんですょね…知らんかったわ。

川端康成氏の小説は中学生の頃読んだ記憶が…「伊豆の踊子」だったかストーリーはかすかに覚えている程度です。 新聞小説「美しい!」読んでみたくなりましたね!


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