ロシア隕石落下 続報 [事件事故]
負傷者1200人に 落下隕石、直径15メートル 建物被害3300棟超 (2013/02/16 産経新聞)
ロシア南部チェリャビンスク州周辺の隕石落下による負傷者は16日までに、同州のまとめで約1200人となった。米航空宇宙局(NASA)は、大気圏突入前の隕石の直径を約15メートルと推定。1908年にシベリアに落下した隕石以来の大きさという。
15日、ロシア南部チェリャビンスク州中部の湖で、隕石の落下でできたとみられる氷の穴(AP)
被害を受けた建物は州都チェリャビンスク市だけで3300棟を超えた。被害総額は10億ルーブル(約31億円)を上回る見通し。窓ガラスが損壊した企業や商店が多いため、現地当局は盗難や治安悪化を警戒、市街地で夜間の巡回を強化した。
被害を受けた同市の建物は、集合住宅が2962棟、学校や幼稚園が計361施設、スポーツ施設が5カ所だった。
ユレビッチ州知事は、損壊した窓ガラスの総面積が同州だけで20万平方メートルに及ぶと試算。夜間の気温が氷点下20度以下になることがあるため、窓ガラスの復旧に優先的に取り組む考えを示した。
小惑星(2012DA14)は無事通過 直径45メートル、史上最接近 地球に影響なし (2013/02/16 産経新聞)
地球に近づいていた直径45メートル、重さ推定13万トンの小惑星「2012DA14」が日本時間16日午前4時25分ごろ、地球に最接近し、静止衛星よりも近い上空2万7700キロを通り過ぎた。これほどの大きさとしては、観測史上最も近づいた小惑星となった。
15日にはロシア南部に隕石が落下し約1200人の負傷者が出たが、米航空宇宙局(NASA)によると、小惑星の接近による地球への影響はなく、国際宇宙ステーションや人工衛星などの被害もなかったとみられる。
小惑星は秒速8キロで地球の南極方向から近づきインド洋上で最接近、北極方向に抜けた。最接近時は、地表から地球2個を並べたのに相当する距離だった。NASAは、このサイズの小惑星が地球に落下すると、東京都の面積の半分程度に当たる約1200平方キロが吹き飛ぶと試算していた。
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昨日、ロシアのチェリャビンスク市上空で爆発した隕石は大気圏突入時直径約15m重さ推定7000t(NASAの推計)あったのではないかと。これがまともにチェリャビンスク市中心地に落下していたら大惨事になっていたでしょうね…ロシア政府も空中爆発して良かったと胸をなでおろしているのではないでしょうか。
この隕石は小型すぎて、アマチュア天文観測家や地球を周回している観測衛星にも引っかからない隕石だったようですね。
それとは別物ですが「2012DA14」小惑星は無事地球に影響なく飛び去っていったようです!良かったwww