太陽の傾きを感知する太陽光発電ですか [エコ自家発電]
太陽を追いかけて発電 東大発ベンチャーが開発 (2012/12/23 産経新聞)
東京大学発のベンチャー企業、スマートソーラーインターナショナル(仙台市)は太陽を自動で追尾し、発電と熱回収の“二役”をこなす太陽光発電システムを開発した。太陽光をエネルギーに換える変換効率は、太陽光発電単独に比べ2倍の最大40%超を実現した。7月から再生可能エネルギーで発電した電気を電力会社が買い取る「固定価格買い取り制度」が始まり、太陽光発電の普及が加速しているが一方で効率向上やコスト低減を求める声が強まっている。
イチゴ農園に設置されたスマートソーラーインターナショナルの太陽光発電システム=宮城県山元町(同社提供)
システムは太陽電池のセルを六角形に組み合わせて筒状にし、周りを半円形の反射鏡で囲む。この鏡が太陽の向きに合わせて動き、太陽光を装置中心のセルに集めて発電する仕組み。太陽の位置が低い冬でも効率良く発電できるという。
太陽電池を包むガラス管の中の冷媒が発電と同時に発生する熱も回収する。発電した電気は照明などに使えるほか、電力会社へ売電もできる。熱は温水としてハウス栽培や工場、ビルの暖房などに活用する。
平成25年度から装置を5千台以上組み合わせ、発電能力が1千キロワット超の大規模システムの本格販売にも乗り出す。農業事業者や工場などに売り込む方針で、余剰電力は電力会社への売電を想定している。
価格は4億円程度の見込みだが、ハウス栽培に導入した場合、8年間で初期費用を回収できるという。27年度に100億円の売上高を目指している。
7月に始まった買い取り制度を追い風に、企業が相次ぎ大規模太陽光発電所(メガソーラー)に参入している。ただ、市販の太陽光発電のエネルギー変換効率は最大20%超にとどまり、メガソーラーの建設には大規模な場所が必要。また、太陽光発電のコストが高止まりしたままだと、電気料金に転嫁される国民負担が増える懸念もある。
このため、狭い場所でも一定の発電量を確保する高効率のシステムが求められている。
スマートソーラーインターナショナルは、シャープ元常務で東京大学先端科学技術研究センターの富田孝司特任教授が平成21年8月に設立した。
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アイデアとしては進歩的で良いんですが設置費用がかかりそうですね!
これって雪害の無いところじゃあないと採算があわないと思うんですけど。 四国や九州の年間を通して晴天日がある太平洋側なんか良さそうですが価格が4億程度だって…8年で初期費用は回収できるというが、設置できる余裕のある企業とか農家あるの?