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平壌と地方では格差ありすぎ代が変わっても改善なしか… [地域経済]

【金正日総書記死去】国民は極貧を抜け出せず…   (2011/12/19    産経新聞)

 故金正日総書記も父・金日成(1994年死亡)と同じく、北朝鮮の国民に十分な食べ物を与えられないまま亡くなった。48年の朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の建国から63年。親子2代にわたる長期の統治にもかかわらず、北朝鮮は国家としてついに浮上しなかった。国民も極貧から抜け出ることができなかった。

 「代を継いだ」金正日体制は、建国以来の国家としての最大目標だった「米のご飯と肉のスープ」を最後まで国民に提供できなかった。国民を餓死させたのでは他にどんな成果があっても指導者としては失格である。

 国民に悲運、悲惨をもたらした「息子・金正日」の最大の失敗は、父・金日成の死後、父を批判、否定できず“変化”を拒否したことにある。

 北朝鮮の社会主義はすでに金日成時代に行き詰まっていた。経済疲弊や国民のヤル気喪失、生活苦は内外で確認されていた。そんな中で90年代には最大の支えだったソ連・共産圏が崩壊し、東西冷戦状態が終わったのに、北朝鮮だけは変化に背を向け続けた。

94年の父の死は、半世紀におよぶ父の時代を1つの“失敗”としてその独裁体制を手直しして国民に希望を与え、変化によって新たな時代を開くチャンスだった。すでに改革・開放政策によって経済的に成功しつつあった中国のお手本もすぐそばにあった。

 しかし金総書記は「変化ではなく守り」を選択した。父の死を、これまでのやり方を脱する新たな発展のチャンスととらえるのではなく、神格化されていた「偉大な父」の不在による体制の危機と思ったのだ。危機感や不安感からは守りの姿勢しか出てこない。

 金総書記は中国式の変化に踏み切った場合、改革・開放によって独裁体制が揺らぐことを恐れた。それは中国で毛沢東が批判されたように、北朝鮮でも“金日成否定”につながる危険性があると考えたからだ。

 カリスマ不足で“父親コンプレックス”の金総書記が選択した「変化ではなく守り」の象徴が、先軍政治による極端に閉鎖的な軍事偏重体制の強化であり、核・ミサイルの開発だった。

 しかし守られたのは、父の遺産である、国民を食わせられない「われわれ式社会主義」という、どうにもならない世襲独裁体制だった。(ソウル 黒田勝弘)

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産経新聞・韓国支局の黒田勝弘氏の朝鮮半島情報はいつもながら興味深いですね。 

代が変わっても平壌市民は世の流行を追っているようですが…地方の貧困は改善されずですか?北朝鮮の平壌は首都だけあって見せかけの近代化のようで、軍事ばかりに金をつぎ込んでいたら国は豊かになりませんという見本のような国ですね。

今日(12/20)の朝のワイドショーといい、昼のワイドショーといいTV映像は見ず音声だけを聞いていたのですが北朝鮮ネタばかりでウンザリしましたわ。いい加減しろ!TV局! 余所の国のこと流してばかりでは視聴率が落ちるのあたりまえですねwww うぜぇ~

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昨日の産経新聞ZAKZAKで紹介されていた記事ですが夕方のTVニュースでこの記事の映像が流れていて思わず笑ってしまいましたわ。 

野田トンチンカン「韓国の金正日総書記」…不測事態に不安    (2011/12/19   産経新聞ZAKZAK)

 永田町や霞が関は、北朝鮮の金正日総書記が死亡したことを受け、情報収集や関係各国との連絡に追われた。

 野田佳彦首相は19日昼、東京・JR新橋駅前で予定していた街頭演説を中止した。官邸に急きょ引き返した野田首相は「今、そういう報道があったので、事実確認をするように指示をしている」と記者団に語った。野田首相はその後、(1)情報収集態勢の強化(2)米中韓などとの緊密な情報共有(3)不測の事態に備えた万全の態勢整備-の3点を政府内に指示した。

 衝撃の一報直後に、首相官邸の危機管理センターには対策室が設置され、午後1時から、政府の安全保障会議が開催。その後、藤村修官房長官が記者会見した。

 一川保夫防衛相は、防衛省・自衛隊に対して、核爆弾やミサイルを保有する約100万人の北朝鮮人民軍の動きや朝鮮労働党の動向などの情報収集に全力を挙げるよう、警戒監視に万全を期すよう指示した。

 外務省では、佐々江賢一郎事務次官が、杉山晋輔アジア大洋州局長ら関係部局の幹部を自室に集めて対応を協議。幹部の1人は「2012年に想定していた金正恩氏への権力継承が早まったことで、朝鮮半島の不安定さが強まる。韓国内の在留邦人保護など非常時に備えた対応が必要だ」と指摘した。

 拉致担当相を務めた民主党の中井洽衆院予算委員長は記者団に対し、「彼の生きている間に拉致されたすべての日本人の帰国を(実現したいと)思い頑張ってきたが、突然亡くなり驚いている」と述べ、「今後の体制がどうなるのか心配だ」と述べた。

 一方、拉致問題に取り組んできた自民党の平沢勝栄衆院議員は「17日の死亡から2日間、伏せていた。金正恩氏への権力移譲が済んでいないなか、誰の権限で発表されたかが不明だ。権力闘争が起きている可能性もある。拉致問題は金正日総書記による犯罪行為なので、北朝鮮は進めにくかったが、反金正日派が台頭してくれば、解決にプラスになるかもしれない」と話している。

 ところで、野田首相が演説する予定だったJR新橋駅前では、サラリーマンらの「解散しろ!」という怒号がうずまくなか、首相側近である近藤洋介衆院議員が、聴衆に演説中止を伝える際、「韓国の金正日総書記が…」と言い間違えて、「韓国じゃねぇ、バカ」とヤジられる一幕もあった。

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昨日夕方のTVニュースで映像が流れていましたわ。

民主党議員って媚中国・媚朝鮮半島なのに…北朝鮮の金正日総書記の死去のニュースで正確な国名・肩書きがポン!と出てこないのにはおどろきましたわ、国会議員たる者恥ずかしすぎますね。TVニュースの映像見てワロタwww 

一川防衛相にブータン国王のフルネームは?と聞いたら答えられなかった事例と同じですね。


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