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緊急地震速報のメロディ [警告音・効果音]

緊急地震速報…チャイムに苦心の音色 「ゴジラ」の検討も   (2011/05/01   産経新聞)

 チャランチャラン…。3月11日以降、テレビから頻繁に流れる緊急地震速報の警報音。このチャイムは、NHKの依頼で伊福部達(とおる)・東京大名誉教授(高齢社会総合研究機構)が開発したものだ。「どんな状況でも、誰の耳にも聞こえるように」と、福祉工学の立場から考え抜かれたノウハウが詰まっている。

 伊福部さんは、聴覚障害者や高齢者にも聞きやすい音の研究で知られる。NHKでは平成19年10月の緊急地震速報導入を前に、伊福部さんにチャイムの制作を依頼した。

 「緊急性を感じさせつつ、不安感・不快感を与えない。騒音の下でもお年寄りや難聴者にも聞き取りやすい。さらにどこかで聞いた音に似ていない-という条件を満たす必要があった」と伊福部さん。

 メッセージ性を持たせるため、既存の音楽の一部を使いたかったという伊福部さんは、耳慣れていて著作権処理も簡便な叔父・伊福部昭(あきら)(音楽家)の作品を調べ、その代表作「ゴジラ」の使用も検討した。しかし、「有名すぎてチャイムには向かなかった」。

 選んだのは「シンフォニア・タプカーラ」というアイヌの踊り歌を題材にした楽曲の第3楽章。人間が一番聞き取りやすい音域の5つの音を抜き出し、曲調やスピードを変え、さまざまに試行錯誤した約30曲を制作。NHKの担当者と「ちょっとメロディーが出過ぎ」「これは怖すぎます」などと議論を重ね、5曲に絞り込んだ。

 さらに老人、子供など30人を集めて騒音下で行った聞き取りテストなどを経て、最終的に残ったのが現在のチャイムだ。

 3月11日以降、気象庁が出した緊急地震速報は、4月24日までに70回。NHKには「家のチャイムの音と似ている。紛らわしい」などという声も寄せられているという。伊福部さんは「こうしょっちゅう流れると、あの音が地震を連れてきているみたいで心苦しい。鳴らない日が続いてほしい」と話した。

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NHKの番組を見ていると緊急地震速報のメロディにはドキッとしますねぇ~チャラランチャララン…

緊急地震速報 

         キタ━━━━━━(゚∀゚;)━━━━━━!!!!!

九州・大分県に住んでいても、やっぱり心臓に悪いです。 被災地の方々はこのメロディを聴くたびに身構えてしまうのではないでしょうか?

緊急地震速報のメロディに慣れないように、災害は忘れたときにやってくるですね。

 


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