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京大の北川教授が新合金精製に成功! [稀少金属]

レアメタルそっくり、京大が新合金精製に成功  (2010/12/30  読売新聞)

超微細(ナノ)技術を駆使して、レアメタルのパラジウムそっくりの性質を持つ新合金を作り出すことに、京都大の北川宏教授らが成功した。元素の周期表で両隣のロジウムと銀を材料に、いわば「足して2で割って」、中間のパラジウムを作り出す世界初の手法で、複数のレアメタルの代用品の合成にも成功、資源不足の日本を救う“現代の錬金術”として注目されそうだ。

 ロジウムと銀は通常、高温で溶かしても水と油のように分離する。北川教授は、金属の超微細な粒子を作る技術に着目。同量のロジウムと銀を溶かした水溶液を、熱したアルコールに少しずつ霧状にして加えることで、両金属が原子レベルで均一に混ざった直径10ナノ・メートル(10万分の1ミリ)の新合金粒子を作り出した。新合金は、パラジウムが持つ排ガスを浄化する触媒の機能や水素を大量に蓄える性質を備えていた。

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レアメタルのパラジウム(Pd)そっくりの性質をもつ新合金開発したそうで、現代の錬金術ですね!複数のレアメタルの代用品の合成にも成功とは…。さすがは京大!やってくれます。鉱物資源の少ない日本国では、研究機関の地道な努力で新合金開発をニュースで読むたびにご苦労様と言いたくなります。化学屋の心意気に頭が下がる思いです。私も学生時代化学を専攻したけど社会に出たら畑違いの道に進んでしまいましたわ…新聞・ニュースで化学関連の記事を見たり読んだりしますと心が躍りますね、若かりし頃の思い出が。


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