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「はやぶさ」カプセル回収 [宇宙科学]

「はやぶさ」のカプセル回収、破損なし 18日に日本へ(2010/06/14 毎日新聞)

 【ウーメラ(豪州南部)=東山正宜】地球に戻った小惑星探査機「はやぶさ」から分離されたカプセルが日本時間14日午後4時8分、豪州南部の砂漠地帯で回収された。宇宙航空研究開発機構は破損していないことを現地で確かめた。小惑星「イトカワ」の砂が入っている可能性がある。

 宇宙機構によると、カプセルが見つかった場所は、落下予想地点から1キロほどしかずれていなかったという。

 カプセルを積んだヘリは午後5時ごろ、ウーメラ近郊にある豪空軍施設内の回収拠点に到着した。ヘリから降りた安部正真准教授は、カプセル入りのコンテナに振動を与えないよう慎重に運びながら、「カプセルは割れていません。正常です」と話した。

 カプセルがクリーンルームのある建家に運び込まれると、宇宙機構や豪空軍の関係者だけでなく、詰めかけていた豪州メディアからも大きな拍手が上がった。

 カプセルに火薬などが残っていないかを確かめ、窒素が満たされたコンテナに入れて日本へ空輸する。神奈川県相模原市にある宇宙機構の宇宙科学研究所に18日に到着する予定だ。

 カプセルに砂などが入っているかどうかは、1カ月ほどで判明する。打ち上げ時に混入していた地球上の物質ではないことが分析で確かめられるには、数カ月から半年程度かかりそうだという。

 大気圏再突入の際の高熱からカプセルを守り、落下時に切り離された耐熱材もこの日、カプセルから数キロの地点で見つかった。はやぶさは米シャトルの1.5倍の速度で再突入しており、耐熱材の状況には新型の有人宇宙船を開発している米航空宇宙局(NASA)も興味を示している。15日に回収する。

TKY201006140484.jpg火薬などが残っている可能性があるため、防護服を着て回収作業をする研究者。

大気圏突入時に火薬類も燃え尽きる!かと思いきゃ、慎重に調べるんですね。この画像を見たとき爆発物処理班の人かと思いましたわ。

「はやぶさ」のカプセルが日本に帰ってくるのは18日、小惑星「いとかわ」での採集物が入っていることを願うばかりですね!

小惑星探査機 はやぶさの大冒険

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  • 作者: 山根 一眞
  • 出版社/メーカー: マガジンハウス
  • 発売日: 2010/07/29
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