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グアテマラの首都交差点に巨大な陥没穴が出来たそうです [人災か?]

グアテマラの大陥没、原因は下水管?(2010/06/04 CNN.JP)

 2010年5月30日にグアテマラ市の交差点に出現した巨大な陥没穴は、人災の可能性が高いという。 

アメリカのニューハンプシャー州にあるダートマス大学の地質学者で、現在グアテマラ市に在住するサム・ボニス氏は、「破損した下水管や排水管によって地中に空洞が形成され、それが今回の陥没を引き起こしたのではないか」と語る。

 直径18メートル、深さ100メートルと推定される陥没は、熱帯暴風雨アガサによる洪水が直接の引き金となった。一方、大規模な空洞となった場所には、同市の地下インフラが構築されている。その土壌は、地下数百メートルまでのほとんどが、過去の火山噴火で発生した軽石流が堆積したものなのだ。

「軽石流は発生当初、流れやすい礫(れき)のような状態だ。その後、熱と重みによって結合し、硬い岩となるのが普通だ」とボニス氏は説明する。「しかしグアテマラ市地下の軽石はバラバラで、流れやすい状態を保っている。水が勢いよく流れれば簡単に浸食されてしまう」。

 当市の都市計画規制や建築基準法は十分とは言えず、いくつかある規制も無視されることが多いという。つまり、破損した下水管や排水管が長い間修復されずに放置された結果、今回の陥没がこれほど大規模になった可能性もあるということだ。

 実際、ボニス氏は“陥没穴(sinkhole)”と呼ぶのは誤りだと考えている。陥没穴は本来、まったくの自然現象だからだ。「今回グアテマラを見舞った現象を表す科学用語は存在しない」と話す同氏は、固有の呼び名として“配管詰まり(piping feature)”を提案している。

 自然に生じる陥没穴は、地下の石灰岩が浸食を受けて空洞化し、水を含んだ地層の重みで天井が崩落して形成されるのが普通だ。石灰岩質の岩石層に入った裂け目を、水の流れが広げて形成される場合もある。

 しかし、「このあたりの地層は、陥没穴が達した深さ100メートルまでに石灰岩は存在しない」とボニス氏は話している。「数千メートルまで下れば多分あるだろうが、百メートル単位の深さでは確認できなかった」。

 逆に、人間の行為によって始まったこの崩壊プロセスを自然が後押ししたと考えられる。最近グアテマラでは複数の火山が噴火し、市中が火山灰で覆われたばかりだった。ボニス氏によると、火山灰が下水管や排水管に入り込んで、流れが滞り破裂した可能性が高いという。

 アガサによる豪雨も地中の下水管や排水管に負荷をかけ、空洞を崩落に導いたと同氏は推測している。さらに、今回の陥没穴が2007年にグアテマラ市に出現した陥没穴に酷似している点にも言及している。

「どちらも市内のほぼ同じ地区で発生しており、形状もよく似ている。今回の事故に関係している破損したパイプが2007年の陥没穴近くのパイプにつながっている点を考えると、とても偶然の一致とは思えない」。

「グアテマラ市当局は危険性を認識していたはずだ」とボニス氏は指摘する。2007年の陥没穴を調査するボランティアチームのメンバーとして執筆したレポートで同氏は、「市下水道の問題点について調査が行われない限り、同じような大穴が今後何度でも出現するだろう」とグアテマラ政府に警告していたのだ。

 しかし、政府からは何の反応もなかったという。その理由はおそらく資金不足だ。「グアテマラ市に最低限の規制しかないのは財源不足が深刻だからだ。しかし改善の手段は何かしらあるはずだし、今や待ったなしの状況だ」とボニス氏は警告している。


 アメリカのニューハンプシャー州にあるダートマス大学の地質学者で、現在グアテマラ市に在住するサム・ボニス氏は、「破損した下水管や排水管によって地中に空洞が形成され、それが今回の陥没を引き起こしたのではないか」と語る。

 直径18メートル、深さ100メートルと推定される陥没は、熱帯暴風雨アガサによる洪水が直接の引き金となった。一方、大規模な空洞となった場所には、同市の地下インフラが構築されている。その土壌は、地下数百メートルまでのほとんどが、過去の火山噴火で発生した軽石流が堆積したものなのだ。

「軽石流は発生当初、流れやすい礫(れき)のような状態だ。その後、熱と重みによって結合し、硬い岩となるのが普通だ」とボニス氏は説明する。「しかしグアテマラ市地下の軽石はバラバラで、流れやすい状態を保っている。水が勢いよく流れれば簡単に浸食されてしまう」。

 当市の都市計画規制や建築基準法は十分とは言えず、いくつかある規制も無視されることが多いという。つまり、破損した下水管や排水管が長い間修復されずに放置された結果、今回の陥没がこれほど大規模になった可能性もあるということだ。

 実際、ボニス氏は“陥没穴(sinkhole)”と呼ぶのは誤りだと考えている。陥没穴は本来、まったくの自然現象だからだ。「今回グアテマラを見舞った現象を表す科学用語は存在しない」と話す同氏は、固有の呼び名として“配管詰まり(piping feature)”を提案している。

 自然に生じる陥没穴は、地下の石灰岩が浸食を受けて空洞化し、水を含んだ地層の重みで天井が崩落して形成されるのが普通だ。石灰岩質の岩石層に入った裂け目を、水の流れが広げて形成される場合もある。

 しかし、「このあたりの地層は、陥没穴が達した深さ100メートルまでに石灰岩は存在しない」とボニス氏は話している。「数千メートルまで下れば多分あるだろうが、百メートル単位の深さでは確認できなかった」。

 逆に、人間の行為によって始まったこの崩壊プロセスを自然が後押ししたと考えられる。最近グアテマラでは複数の火山が噴火し、市中が火山灰で覆われたばかりだった。ボニス氏によると、火山灰が下水管や排水管に入り込んで、流れが滞り破裂した可能性が高いという。

 アガサによる豪雨も地中の下水管や排水管に負荷をかけ、空洞を崩落に導いたと同氏は推測している。さらに、今回の陥没穴が2007年にグアテマラ市に出現した陥没穴に酷似している点にも言及している。

「どちらも市内のほぼ同じ地区で発生しており、形状もよく似ている。今回の事故に関係している破損したパイプが2007年の陥没穴近くのパイプにつながっている点を考えると、とても偶然の一致とは思えない」。

「グアテマラ市当局は危険性を認識していたはずだ」とボニス氏は指摘する。2007年の陥没穴を調査するボランティアチームのメンバーとして執筆したレポートで同氏は、「市下水道の問題点について調査が行われない限り、同じような大穴が今後何度でも出現するだろう」とグアテマラ政府に警告していたのだ。

 しかし、政府からは何の反応もなかったという。その理由はおそらく資金不足だ。「グアテマラ市に最低限の規制しかないのは財源不足が深刻だからだ。しかし改善の手段は何かしらあるはずだし、今や待ったなしの状況だ」とボニス氏は警告している。

 アメリカのニューハンプシャー州にあるダートマス大学の地質学者で、現在グアテマラ市に在住するサム・ボニス氏は、「破損した下水管や排水管によって地中に空洞が形成され、それが今回の陥没を引き起こしたのではないか」と語る。

 直径18メートル、深さ100メートルと推定される陥没は、熱帯暴風雨アガサによる洪水が直接の引き金となった。一方、大規模な空洞となった場所には、同市の地下インフラが構築されている。その土壌は、地下数百メートルまでのほとんどが、過去の火山噴火で発生した軽石流が堆積したものなのだ。

「軽石流は発生当初、流れやすい礫(れき)のような状態だ。その後、熱と重みによって結合し、硬い岩となるのが普通だ」とボニス氏は説明する。「しかしグアテマラ市地下の軽石はバラバラで、流れやすい状態を保っている。水が勢いよく流れれば簡単に浸食されてしまう」。

 当市の都市計画規制や建築基準法は十分とは言えず、いくつかある規制も無視されることが多いという。つまり、破損した下水管や排水管が長い間修復されずに放置された結果、今回の陥没がこれほど大規模になった可能性もあるということだ。

 実際、ボニス氏は“陥没穴(sinkhole)”と呼ぶのは誤りだと考えている。陥没穴は本来、まったくの自然現象だからだ。「今回グアテマラを見舞った現象を表す科学用語は存在しない」と話す同氏は、固有の呼び名として“配管詰まり(piping feature)”を提案している。

 自然に生じる陥没穴は、地下の石灰岩が浸食を受けて空洞化し、水を含んだ地層の重みで天井が崩落して形成されるのが普通だ。石灰岩質の岩石層に入った裂け目を、水の流れが広げて形成される場合もある。

 しかし、「このあたりの地層は、陥没穴が達した深さ100メートルまでに石灰岩は存在しない」とボニス氏は話している。「数千メートルまで下れば多分あるだろうが、百メートル単位の深さでは確認できなかった」。

 逆に、人間の行為によって始まったこの崩壊プロセスを自然が後押ししたと考えられる。最近グアテマラでは複数の火山が噴火し、市中が火山灰で覆われたばかりだった。ボニス氏によると、火山灰が下水管や排水管に入り込んで、流れが滞り破裂した可能性が高いという。

 アガサによる豪雨も地中の下水管や排水管に負荷をかけ、空洞を崩落に導いたと同氏は推測している。さらに、今回の陥没穴が2007年にグアテマラ市に出現した陥没穴に酷似している点にも言及している。

「どちらも市内のほぼ同じ地区で発生しており、形状もよく似ている。今回の事故に関係している破損したパイプが2007年の陥没穴近くのパイプにつながっている点を考えると、とても偶然の一致とは思えない」。

「グアテマラ市当局は危険性を認識していたはずだ」とボニス氏は指摘する。2007年の陥没穴を調査するボランティアチームのメンバーとして執筆したレポートで同氏は、「市下水道の問題点について調査が行われない限り、同じような大穴が今後何度でも出現するだろう」とグアテマラ政府に警告していたのだ。

 しかし、政府からは何の反応もなかったという。その理由はおそらく資金不足だ。「グアテマラ市に最低限の規制しかないのは財源不足が深刻だからだ。しかし改善の手段は何かしらあるはずだし、今や待ったなしの状況だ」とボニス氏は警告している。

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この交差点、陥没する前に凹みが出来ているとか、なんだか様子がおかしいとか前ぶれなかってんでしょうかねぇ?復旧工事に時間かかりそうですねw首都の主要交差点ともなると交通量も多いだろうから不便だろうね…この巨大な陥没埋め戻すのにどのくらいの土砂が必要になるんでしょうか?底の部分をしっかり塞がないと!忘れた頃にまた陥没しちゃうかも…。

陥没穴に落ちた人や車、ほんとにいないんでしょうか…

日本でも道路が陥没したニュース時々ありますけど、グアテマラほど巨大な陥没なんて聞いたこと無いですね。

これが、首都の主要交差点ではなくて原野とか牧草地だったら…陥没穴探検家が底まで降りてみょうかになりそう。直径18メートル、深さ100メートルと推定される陥没ですからね、降り甲斐がありそうなw


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